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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義 ラテンアメリカの人類学 | |
とくしゅこうぎ らてんあめりかのじんるいがく | ||
Special Lecture in Latin American Anthropology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2100-390
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 河邉 真次 | |
KAWABE, Shinji | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 人間にとって「文化とは何か?」という問いにさまざまな形で取り組んできた文化人類学において、ラテンアメリカはつねに刺激的なフィールドであり続けてきた。同時に、ラテンアメリカの民族誌的事例から文化人類学全体へと影響を与えたテーマも少なくない。本講義では、ラテンアメリカの文化人類学研究における主要テーマを取り上げ、文化人類学の理論的枠組みと照応しつつ、当該地域の文化的・民族誌的現在とその問題系にアプローチする。 |
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学修の目的 | 近年、ラテンアメリカ地域への日本企業の積極的な進出やTPP協定をめぐる動きなどを通じて、日本とラテンアメリカとの国際関係はより密接になってきており、今後ラテンアメリカに関する情報量や人的交流の機会がますます増えていくと予想される。その際、地理的にも文化的にも日本から最も遠いラテンアメリカにおいて、人びとがどのような社会文化的状況で生きているのか、日本との違いは何か、その違いの背景にあるものは何かといった、ラテンアメリカ文化理解のためのまなざしを養うことができる。また、文化人類学の理論的枠組みを学ぶことによって比較文化の視座を獲得することができる。 |
学修の到達目標 | 本講義を通じて、文化人類学の理論的枠組に即してラテンアメリカ文化を理解するまなざしを養うとともに、自分化を含む世界の他地域との比較を通じて、ラテンアメリカ特有の文化事象について建設的な議論ができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 授業時のコメントペーパー30%、レポート70%、計100%(60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 使用しない。 |
参考書 | |
オフィスアワー | 授業の前後に講師控室にて受け付ける。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | ラテンアメリカ、文化人類学 |
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Key Word(s) | Latin America, Cultural Anthropology |
学修内容 | 1.オリエンテーション:ラテンアメリカと人類学 2.2つの文化の遭遇 3.先史学と人類学 4.エスノヒストリー 5.疑似的親族関係(コンパドラスゴ) 6.農民と農村社会 7.生業と環境利用 8.インディヘニスモ 9.開発をめぐる諸問題 10.文化遺産と観光 11.宗教的習合(シンクレティズム) 12.聖なるものと巡礼 13.身体観と医療 14.カーニバルの諸相 15.総括 |
事前・事後学修の内容 | 事前学習: 毎回の講義テーマについて、書籍や新聞、インターネットなどを通じてラテンアメリカについての予備知識を得ておくこと。また、本講義の理論的枠組を理解する上で、文化人類学に関する入門書を読んでおくことが望ましい。なお、推奨する入門書は講義中に指示する。 事後学習: 毎回の講義テーマで扱った事例との比較のため、ラテンアメリカのみならず、世界の他地域の民族誌やモノグラフを積極的に探して読破すること。 |