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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 文化人類学B | |
ぶんかじんるいがくびー | ||
Cultural Anthropology B | ||
授業テーマ | 民族誌学 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-comp-ANTH1212-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 河邉 真次(非常勤講師) | |
KAWABE Shinji | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 異文化理解に様々な形で取り組んできた文化人類学の視点から世界の諸文化を紹介し、人間にとって「文化とは何か?」という根源的な問題にアプローチする。 |
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学修の目的 | 近年の訪日外国人旅行者の急増や外国人労働者受け入れ拡大により、日本においてもさまざまな社会文化的背景をもつ人々が共生することが当たり前になりつつある。こうした社会文化的環境の変化に伴い、以前にも増して異文化を理解する姿勢が日本人にも求められてきている。講義では、異文化へのまなざしを養うために、世界のさまざまな民族誌から社会制度や文化の多様性を読み解く。また、主にラテンアメリカの事例を手がかりにして、国際的な視野から日本の文化の在り様を理解するために、文化比較の方法論を習得する。 |
学修の到達目標 | 異文化理解のための新しい視野を獲得するとともに、近年の多文化共生をめぐる諸問題への関心が高まる。また、世界のさまざまな文化事象に関して文化比較の視座から建設的な議論ができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 小レポート40%、期末試験60%、計100%。(合計60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 異文化に対する受講者の関心を高めるとともに、問題意識をもって授業に参加できるように、ラテンアメリカの民族誌的現在を紹介する画像・映像を積極的に提示する。また、毎回の授業の終わりにミニッツペーパーを書く時間を設け、受講者の理解度を確認する。 |
教科書 | 教科書は使用しない。授業中にプリントを配布する。 |
参考書 | 綾部恒雄・桑山敬己(編)『よくわかる文化人類学(やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ)』、ミネルヴァ書房、2006年。 太田好信・浜本 満(編)『メイキング文化人類学』、世界思想社、2005年。 加藤隆浩(編)『ラテンアメリカの民衆文化』、行路社、2009年。 |
オフィスアワー | 授業の前後に教室もしくは講師控室にて受けつける。(連絡窓口:人文学部文化学科 深田淳太郎先生) |
受講要件 | 講義内で紹介する推薦図書を積極的に読むことに加え、新聞やインターネットなどを活用し、異文化への関心をもって講義に臨むことを期待する。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 文化人類学、民族誌、ラテンアメリカ文化、異文化理解 |
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Key Word(s) | cultural anthropology, ethnography, Latin-American culture, cross-cultural understanding |
学修内容 | 第1回 オリエンテーション: 文化人類学への招待 第2回 概論: 文化とは何か? 第3回 フィールドワークと民族誌①: 方法論としてのフィールドワーク 第4回 フィールドワークと民族誌②: 民族誌とその展望 第5回 生業と文化①: ラテンアメリカの農耕 第6回 生業と文化②: 農牧民の生活 第7回 親族の組織化 第8回 学期前半のまとめ 第9回 婚姻と社会関係 第10回 ジェンダーをめぐる諸問題 第11回 病気と医療 第12回 宗教と世界観①: 宗教の多様性 第13回 宗教と世界観②: 宗教的祝祭の諸相 第14回 観光と文化 第15回 まとめと総括 第16回 定期試験 |
事前・事後学修の内容 | 講義で紹介する参考図書を積極的に読み、学習内容を深く理解するよう心がけること。 また、毎回の講義で学んだことがらを、自文化と比較して考える習慣を身につけていただきたい。 |