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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科・社会科学科 | |
受講対象学生 |
法律経済学科専用 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 特殊講義「現代ロシアの社会と法と政治」 | |
とくしゅこうぎげんだいろしあのしゃかいとほうとせいじ | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-laec2210-030
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 樹神 成 | |
Shigeru Kodama | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | ロシアは近くて遠い隣国です。19世紀において、もっとも早く、日本の近海に現れた「欧州」の国ですが、「西欧」ではなく、ある意味、日本と同じく、ドイツに次いで近代化を目指した国でもありました。中国、韓国およびロシアと日本はそれぞれ領土問題を抱えていますが、この三隣国と日本との関係は、今、変化の中にあります。こうしたことを踏まえて他国を理解するとはどういうことかを考えます。 |
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学修の目的 | 現代ロシアの文化、社会、法、政治について、まずは、事実として理解します。そして、そうした理解にもとづいて、ロシアという国をどのように理解したらよいか、日本とロシアとの関係が今どうなろうとしているか、そして、どのようにあるべきかを考えます。そして、日本と隣国との関係を考える視点をもちます。 |
学修の到達目標 | 隣国を選ぶことはできませんが、隣国との関係を選択することはできます。欧州の19世紀はある意味、民主主義と人権が広がる中で、隣国同士が戦争する時代でした。EUは、どれほど大きな問題があったとしても、その反省に立つ不戦共同体としての意味あります。隣国ロシアを見ることで、アジアの21世紀を考えます。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポート |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | |
オフィスアワー | 水曜日の12:15-13:00 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | 本講義は統治システム履修プログラムに属します。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | |
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Key Word(s) | |
学修内容 | <導入> 1 ロシアの今 「普通の街」になったモスクワとサンクト 2 ロシアの文化 映画から見るソ連の戦後 『シベリア物語』『近いの休暇』『モスクワは涙を信じない』 <外交戦略> 3 露中韓との領土問題 憲法改正と露中韓 対露領土問題の政策転換の意味 4 ロシアの外交と内政 対米関係と「自立」戦略 どんな「自立モデル」か <体制転換の法と政治> 5 自滅としてのソ連崩壊 明治維新論との比較 6 体制転換とその帰結をめぐる議論 比較政治学の「夢」と「幻」 7 大統領制をめぐる比較憲法学 ロシアとフランス/アメリカ、中央アジア 8 立憲君主制 9 法律家と裁判 天皇機関説と治安維持法/ロシアの法曹形成 <ロシアの社会> 10 ペリメニと餃子 ユーラシア 中国の「一帯一路(」とロシア 11 蕎麦消費世界一位のロシアとパンの国のロシア アジアと欧州 12 アメリカのロシア人(旧ソ連地域ユダヤ人) スピルバーク 13 クレムリンの宝石とエルミタージュの絵画 トルストイの意味 <民主主義と法の支配の行方> 14 民主主義の条件論と「西欧対非西欧」論 15 ロシア憲法裁判所と欧州人権条約 |
事前・事後学修の内容 |