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| 開講年度 | 2020 年度 | |
|---|---|---|
| 開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
| 受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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| 授業科目名 | 比較文化論 | |
| ひかくぶんかろん | ||
| Comparative culture | ||
| 授業テーマ | 「日本人論」の批評 | |
| 単位数 | 2 単位 | |
| ナンバリングコード | libr-comp-CMPC1211-001
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| 開放科目 | 非開放科目 | |
| 分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
| 開講学期 |
前期 |
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| 開講時間 |
月曜日 3, 4時限 |
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| 開講場所 | ||
| 担当教員 | グットマン ティエリー (人文学部) | |
| GUTHMANN, Thierry | ||
| guthmann-th@human.mie-u.ac.jp | ||
| SDGsの目標 |
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| 授業の概要 | 日本で行われている多くの比較文化の研究は、日本文化の絶対的な特殊性を、無意識のうちに前提としている。戦後、その前提を作り上げてきたのはいわゆる「日本人論」だと思われる。この演習において幾つかの日本人論の徹底した分析を通じてその前提の妥当性を問う。つまり、他文化との比較を行うことで日本文化の特殊性を相対化する。 |
|---|---|
| 学修の目的 | 受講者が、日本人論の問題点を知り、自らの文化についてより客観的な見解を持つことを目的とする。 |
| 学修の到達目標 | 日本文化、日本人、他の国民に関する叙述を鵜呑みにしないことで、批判的精神を育成し、可能な限り事実に沿った知識を獲得する能力を身に付ける。 |
| ディプロマ・ポリシー |
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| 成績評価方法と基準 | 発表の評価70%、平常点(演習への積極的な参加が求められる)30%、計100%。 |
| 授業の方法 | 演習 |
| 授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 |
| 授業改善の工夫 | FD(Faculty Development)プログラム、学生の授業評価アンケートの結果、学生の報告・発表内容を参考にし、常に改善に努めている。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | 日本人論の徹底批判を行った文献として杉本 良夫、 ロス・マオアやハルミ・ベフの著書・論文(英文が多いが、和文もある)を読むことを勧める。 |
| オフィスアワー | 毎週木曜日14時40分~16時10分(研究室) |
| 受講要件 | |
| 予め履修が望ましい科目 | |
| 発展科目 | |
| その他 | 同じ科目名の授業を「講義」という方法で後期に開講する。 |
| MoodleのコースURL |
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| キーワード | 比較文化 日本人論 |
|---|---|
| Key Word(s) | Comparative culture, Nihonjin-ron |
| 学修内容 | 第1回: 授業のテーマの紹介。『「日本人論」再考』というNHK教育テレビ番組の1回目を上映する。受講者の発表の順番を決定する。 第2回~第7回: 『日本人は「日本的」か』(1982年/杉本・マオア)という著書の各章に関して受講者による批評(発表)。 第8回: 受講者が選択した「日本人論」だと思われる資料について各受講者によって短い発表。それらに対して、教員による指導。 第9回~第15回: 受講者が選択した「日本人論」に関して批評・発表(第2回~第7回で学んだ理論を活かした事例研究)。 |
| 事前・事後学修の内容 | 受講者は、基本的に発表の準備をする。具体的には、発表に必要なレジュメ及びパワーポイントを作成する。 第8回~第15回:受講者は「日本人論」だと思われる作品について自ら批評を行う。批評の対象になる作品は著書に限定されずあらゆるモノが考えられる:テレビ番組、映画、CM、広告、学校の教科書、政府資料等々。分析の対象にする日本人論の選択は受講者に任せるが、必要があれば教員が受講者に日本人論を幾つか提案する。 |