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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・全教育コース
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
・資源循環学科は「自由科目」として受講可。
・生命化学学科と海洋学科は「その他の科目」として受講可。
選択・必修 選択
地球環境学教育コース推奨科目
授業科目名 自然環境リテラシー学
しぜんかんきょうりてらしーがくStudy of literacy for natural environment
Natural Environmental Literacy
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-3145-001
開放科目 開放科目    
  他学部の学生の受講可, 他学科の学生の受講可, 他講座の学生の受講可
・COC+科目
・高等教育コンソーシアムみえとしての単位互換科目
開講学期

前期集中

前期.夏休み期間中(第1回:8/24〜28 第2回:8/31〜9/4を予定, どちらかに参加のこと)に開講.開講時期などは変更の可能性があるので掲示などを確認のこと.FSC実習と日程が重ならないように十分に注意のこと.もし日程が重なった場合は,中1日に限り,FSC実習へ参加するなどの措置は可能(要相談)

開講時間
開講場所 学外で,実習形式で実施.掲示などを確認のこと.尾鷲市・紀北町・南伊勢町などを予定

担当教員 坂本竜彦・立花義裕・西井和晃・飯島慈裕・万田敦昌・山田二久次・松尾奈緒子(共生環境学科・地球環境学講座)
山本康介(地域拠点サテライト・東紀州サテライト)

Tatsuhiko SAKAMOTO, Yoshihiro TACHIBANA, Kazuaki NISHII, Yoshihiro IIJIMA、Atsuyoshi MANDA, Fukuji YAMADA, Naoko MATSUO, Kosuke YAMAMOTO

tats@bio.mie-u.ac.jp, 059-231-9939

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ・ 「自然環境リテラシー」とは「豊かな自然環境を総合的に理解する能力」,「自然環境に関する知識、教養を得て、それを活用する能力」,「自然環境が私達に与える影響を理解し、私達が自然環境に与える影響を理解する能力」「三重の自然環境や資源について広い知識を活用して,国内外の訪問者に,魅力の発信,環境を楽しみ,守り,持続的に保護していく,責任のある行動をとれる能力」のことである。
(注)リテラシーとは「読み書きの能力、識字能力、読み解き活用する能力」のことである.
学修の目的
学修の到達目標 ・ 「自然環境リテラシー学」の到達目標は、自然環境リテラシーを身につけた「自然環境リーダー」(三重地方創生ファンタジスタの一つ,とする)となるための理論と実践を体験的に学ぶことである。この目標を達成するために「集中講義+アウトドア実習」を行い,三重の自然環境を体験・体験するとともに,三重県の自然環境に関する広範な知識を習得する.また,三重の自然環境リーダーとして備えるべき実践的資質・能力(教育技能、コミュニケーション技能,サバイバル技能など)の基礎を体感・習得する
・環境ガイド資格認定(日本カヌー連盟のジュニア資格,日本セーフティーカヌーイング協会のBasic)が可能です(有料)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ①実習に先立つプレ企画(ガイダンス等)への参加,②実習期間中のログブックの提出,③実習レポートの提出,④実習後に,三重県総合博物館などで行う企画展示での発表(口頭,ポスター),などへの参加で総合的に判断します.
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 ・「シーカヤック教書」内田正洋著,海文堂出版,1512円
・「カヌースポーツ基礎―環境教育としてのカヌー 」日本レクレーショナルカヌー協会 (編),海文堂出版,2430円
参考書
オフィスアワー
受講要件 ・全日程参加が前提(一部参加は認めない)
・フィールドでの作業には危険が伴うので、学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 環境教育に関連した科目
以下のようなプロの自然環境ガイドの方々にご協力いただきます.内田正洋(東京海洋大,神奈川大,横浜市立大),柴田丈広(アルガフォレスト),森田渉(シーカヤックステーション小山ハウス),本橋洋一(サニーコーストカヤック),福田晃久(ウッドペック),植野めぐみ(旅のアトリエ・ちきゅうの道),西井匠(地域資源バンクNIU),野田綾子(Verde大台ツーリズム),伊藤庸司(語らいの里噺野),山本 啓太(Kiaora Paddle)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 自然環境リテラシー
Key Word(s) Literacy for natural environmen
学修内容 【暫定的スケジュール】

講義+アウトドア実習(4泊5日)(60時間)

 1日目 「自然環境リテラシーとは?」
①全体ガイダンス
②現地講義
「自然環境リテラシー学とは?」 坂本竜彦 三重大・生物資源・教授
「アウトドア文化と自然環境リテラシー」内田正洋(非常勤)
②実習:自然環境観測の方法
 海の装備論(シーカヤック)の基礎・実践,装備確認,パドリング講習

2日目 「気象・海象と自然環境リテラシー」
①講義:
「三重の気象と天気予報」 立花義裕・西井和晃 三重大・生物資源
「三重の海」 万田敦昌・山田二久次,三重大・生物資源
②実習: 実践的リスクマネジメント
「海とリスクマネジメント 」柴田丈広・森田渉・本橋洋一(ゲストスピーカー)緊急対応法・レスキュー実践論

3日目(中日)「山から海まで,アクティビティの日」
・教員+学生+ガイドで班ごとのアクティビティの日
・「三重丸ごと自然体験ネットワーク(三重県)」「南三重モビリティを考える会」
 の協力のもとで,複数のコース (山・川・海コース,受講者数,年度に応じ構成)
  教員:坂本竜彦(責任者)ほか
協力:内田正洋,柴田丈広,本橋洋一,森田渉,福田晃久,植野めぐみ,
    西井 匠,野田綾子,伊藤庸司,梅谷陽子,山本 啓太ほか

 4日目 「地質・地理と自然環境リテラシー」
①講義:自然・資源と人間社会とのかかわり 
「三重の自然と地質と文化」 大野照文 MieMu館長(非常勤)
「三重の自然地理」 飯島慈裕 三重大・生物資源・准教, 近藤玲介 皇學館大・准教授(非常勤)
②実習:
  実践的環境教育実習,実践的海洋観測実習,海況・水質・生物の観察・観測・測定
  デイツーリングによる実践環境教育,海図の見方,目標設定,チームマネジメント

 5日目 「自然環境リテラシーと人間社会」
①講義
「三重の自然生態系」松尾奈緒子三重大・生物資源・講師
②実習:チーム演習,海から見た陸の姿,環境の変化
③閉講式、解散
事前・事後学修の内容

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