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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 消化管外科
しょうかかんげか
Gastrointestinal surgery
単位数 単位
ナンバリングコード
medc-medc-GAPS-3601-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間 月曜日 1, 2, 3, 4時限; 火曜日 1, 2, 3, 4時限; 水曜日 1, 2, 3, 4時限; 木曜日 1, 2, 3, 4時限; 金曜日 1, 2, 3, 4時限
開講場所 三重大学病院 9階北病棟 12階三医会ホール
手術室 外来棟外科外来 臨床研究棟7階談話室

担当教員 〇問山裕二 大井正貴 横江毅 大北喜基 藤川裕之 安田裕美 川村幹雄 今岡裕基 志村匡信 北嶋貴仁

〇TOIYAMA, Yuji, OHI, Masaki, YOKOE, Takeshi, OKITA, Yoshiki, FUJIKAWA, Hiroyuki, YASUDA, Hiromi, KAWAMURA, Mikio, IMAOKA, Hiroki, SHIMURA, Tadanobu, KITAJIMA, Takahito.

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ・消化管外科領域の疾患の経験を中心に、チーム医療の一員として、消化管外科領域の疾患の病態を解釈し、問題解決のための学習方法と英語でのプレゼンてテーション能力を身に着け、回診や手術への参加を通じて外科領域における診療態度や技能の修得を目的とする診療参加型臨床実習(実習期間2週間)である。
・肝胆膵・移植外科(二週間)、心臓血管外科・呼吸器外科(二週間)、乳腺外科(形成外科含む)(二週間)の実習合格をもって、臨床科目:外科学・胸部外科学の単位を認定する。
学修の目的 将来、いずれの科にすすんでも、ニーズに応じて基本的な外科処置や緊急対応ができ、患者、家族を中心とした最善の医療を提供し、医の倫理に基づいた医師としての基本的な診療能力を身に着けるために、消化管外科領域疾患の手術、周術期管理の実際をチーム医療の一員として経験することにより、幅広い知識を獲得し、基礎的な外科的主義を習得するとともに、消化管外科の役割と特性を知る。
学修の到達目標 医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の項目が学習到達目標となる。
A-1~9, B-1-3), B2-2), B-3, B-4-1), C-4, D-7-1)~2), D-7-3)-(2), D7-4)-(1)~(3), D-7-4)-(8), E-2~3, E-6, E-8, F-1-20)~23), F-2-5)~9),F-3-3)~5), G-2-20), G-3-3), G-4-1)-(2).
上記内容は消化管外科での臨床実習において、頻繁に遭遇する疾患・病態であり、事前予習を行い知識を確認することが求められる。また医師、医療者が身に着けるべき態度・週刊・医療保険制度にかかわる内容について目を通しておくことが望ましい。
B-1-8), C3, C-5, D-5-4)-(1)~(3), D-5-4)-(10), D-6-4)-(1)~(3), D-7-4)-(4)~(5), D-7-4)~(7), E-4-3)-(6), E-9, F-1-1)~5), F-1-10)~13), F-1-15)~19), F-1-24)~29), F-1-34), F-2-13)~16), G-2-1)~5), G-2-10)~13), G-2-15)~19), G-2-24)~29), G-2-34), G-3-1)~2)
上記内容は消化管外科での印象実習において、考慮すべき関連領域にかかわる内容であり、事前に知識の確認を行っておくことが望ましい。
さらに、外科学の基礎的知識・診療技術(検査、処置)、基本的手技技術の修得。すなわち
1)手術適応の判断や術前、術後に必要な検査と管理法について理解し概説することができる。さらに胃の臨沂、医療行政や生涯教育の重要性についても理解できる。
2) 病態の性格な把握ができるように、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載するために、全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)、腹部の診察(直腸診を含む)を行い、記載することができる。
3)入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について、症例検討会でのプレゼンテーションを行うことができる。
4) 指導医とともにチーム医療の一員として手術に参加し、助手を務めることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
 「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
 「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
 「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
 「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 総括試験:記述試験(50%)、論述+口頭試問(50%)、計100% (合計60%以上で合格)
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ・実習終了時のアンケートを担当教員へフィードバックすることで
 授業の改善を図っている
・実習終了時のアンケートの結果も参考に、より内容の濃い実習と
 なるように診療科一丸となって努力します。
教科書 三重大学消化管小児外科ホームページ(診療のご案内)
http://www.medic.mie-u.ac.jp/geka2/patient/index.html
参考書 大腸外科学書 楠正人著 金芳堂
オフィスアワー 毎週月曜日~金曜日、8:00-17:15, 附属病院9階北病棟ドクターステーション 
問山裕二 もしくは 北嶋貴仁
不在時は、病棟担当医、もしくは医局または病棟事務補佐員を通じて連絡
学生用PHSを活用すること
受講要件 4年時に実施されるCATO(医療系大学間共有試験実施評価機構)によるCBT(Compited based test)、OSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること。
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年時までに履修、合格が求められている全科目
発展科目
その他 前の実習班より、実習スケジュールに関する引継ぎを受けておくことが望ましい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 食道癌 胃癌 結腸癌 直腸癌 炎症性腸疾患 潰瘍性大腸炎 クローン病
腸閉塞 汎発性腹膜炎 虫垂炎 胃穿孔 小腸穿孔 大腸穿孔 絞扼性腸閉塞
全身化学療法 放射線療法
Key Word(s) Esophageal cancer, Gastric cancer, Colon Cancer, Rectal cancer, Inflammatory bowel disease, Ulcerative colitis, Crohn Disease, Small bowel obstruction, Pan-peritonitis, Appendicitis, Perforation, Strangulation, Systemic chemotherapy, Radiotherapy
学修内容 8:20 9北集合(教授、准教授による当直事項確認後)、8:30から仕事開始

・基本は配属グループ(成人Aグループ(上部消化管)、成人Bグループ(下部消化管・IBDグループ))で行動する。
・火曜日 8:25分集合(時間厳守)、8:30から教授回診参加
・手術日(月曜日午後、火曜日、木曜日)は手術見学
・火曜日 17:15 医局会。ジャーナルクラブ、リサーチミーティング

・成人は2週間の間に、各一症例ずつ手術術前症例を担当し、可能であれば、担当医からの術前ICにも同席し、見学する。またそのうえで、翌日の手術症例を見学し、状況により清潔での手術参加をお願いする。また術後検査にも率先的に参加し、患者家族への手術説明ならびに検査日時は各症例担当医(チーム医)に確認すること。
事前・事後学修の内容 事前学習;医学教育モデル コア・カリキュラムの該当する到達目標(消化管外科領域)について事前に参照し、理解の不足しているところについては、消化管外科ホームページhttp://www.medic.mie-u.ac.jp/geka2/patient/index.htmlならびにそこからリンク可能な各疾患ガイドラインで学習しておくこと。
事後学習:医学教育モデル コア・カリキュラムの該当する到達目標(消化管外科)のうち理解が不十分な項目や実習で経験した症例についてアウトカムや課題を整理し、教科書や文献、PubMedなどEBMに基づいた復習により問題解決レベルの知識を統合定着させる。

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