三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 リウマチ膠原病内科学
りうまちこうげんびょうないかがく
Rheumatology
単位数 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

臨床講義及び病棟実習クリニカルクラークシップ概要に記載される選択内科2週間のうちの後半水・木曜日の2日をあて、年間スケジ選択内科2週間のうちの後半水・木曜日の2日をあて、年間スケジュール表に記載する。

開講時間
講義:内科学内 リウマチ膠原病内科学 病棟実習:選択内科2週間のうちの後半水・木曜日の2日をあて、年間スケジュール表に記載する。
開講場所 三重大学医学部附属病院10階病棟、カンファレンス室、内科外来

担当教員 〇中島亜矢子、鈴木康夫、山本芳樹、伊藤有平、野田健太朗(医学部)

Ayako Nakajima, Yasuo Suzuki, Yoshiki Yamamoto, Yuhei Ito, Kentaro Noda

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ・多臓器疾患であり、皮膚病変、関節病変等を有し、自己免疫性疾患であるリウマチ膠原病性疾患を学習・経験する。
・リウマチ膠原病性疾患の多彩な臨床症状・病態を理解し、診療に必要な姿勢や技能の習得を目的とする。
・リウマチ膠原病内科学を学ぶ病棟実習期間は2日間と短いが、実際に患者に接することにより、患者の立場や心理を理解しようとする心を養う。
・全身性疾患や合併症を有する患者の特殊病態や治療法を理解し、ステロイド・免疫抑制薬を使用する患者に対する対応法を広く知ることは、その患者が他診療科領域の治療を受ける上で非常に重要である。
学修の目的 呼吸器・循環器・腎臓・血液・神経・消化器など広範囲に内臓病変を罹患する多臓器病変で、皮膚病変、関節病変等を有し、自己免疫性疾患であるリウマチ膠原病性疾患を診療するリウマチ膠原病科医は、generalistでありかつspecialtistでなくてはならない。患者を全人的にとらえ、診療することをイメージできるようにする。
学修の到達目標 ・医学教育モデル・コア・カリキュラムに定められる以下の横目が学習到達目標となる。A-1~9、B-2-2~4、C-3-2)、C-3-3、C-4-1)~5)、D-1~8、E-1,2,4、F-1-1)~37)、F-2-1)~16)、F-3、G--1~2。
・リウマチ膠原病患者に対する問診から効果的に病歴、患者情報を的確に把握し、臨床的・社会的問題を明らかに示せる。A-4、C-5-7)、
・リウマチ膠原病診療に必要な身体診察と基本的臨床診察手技を安全に配慮して適切に実施できる。また、それらの所見を示し、問題点を挙げることができる。A-2、A-6、F-3、G-2-1)~4)、G-2-10)~29)、
・主要なリウマチ膠原病の主な症候(関節痛・こわばり・発熱・倦怠感・皮疹、臓器障害など)の病態を理解し説明できる。D-1-4)、D-3-4)-(3)(6)(7)、D-4-1)~4)、D-6-4-(5)、D-8-4)-(6)、
・X線、心電図、関節超音波検査、CT、MRI、関節穿刺、6分間歩行、電気整理などの検査に実際に参加し、その概略と臨床的意義を理解できる。
・主なリウマチ膠原病の病態を理解し、科学的根拠に基づいた治療法を医療者側のみならず、患者とその家族にも説明できる。また、予測される治療による副作用予防についても対応法を説明できる。C-3-2)、C-5-7)、E-2-1)~4)、E-4-1)~3)、
・チーム医療が重要であることを理解する。A-5
・入院中および通院中の患者・家族教育の重要性を理解する。A-4
・患者に必要な社会的サービス医療助成制度を理解し説明できる。その取得に必要な文書の作成について説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
 「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
○「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実習参加60%、総括での自身の発表20%、総括での討論参加20%、
 (合計60%以上で合格)
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 実習終了時のアンケートを担当教員へフィードバックすることで、
授業の改善を図っている
教科書 ① 膠原病・リウマチ診療 Evidence Based Medicineを生かす 膠原病・リウマチ診療 第3版 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター編   メジカルビュー社 
② リウマチ病学テキスト 改訂第2版 日本リウマチ財団教育研修委員会・日本リウマチ学会生涯教育委員会編集 診断と治療社
参考書 ① リウマチ病診療ビジュアルテキスト 第2版 上野征夫著 医学書院 
② 膠原病診療ノート 症例の分析 文献の考察 実践への手引き 第3版 三森明夫著 日本医事新報社 
オフィスアワー 時間帯:毎週火曜日午後、水曜日終日、金曜日午後
場所:リウマチ膠原病センター教授室 医員室
連絡方法:医局(059-231-5729、内線6051)を通じて連絡
受講要件 4年時に実施されるCATO(医療系大学間強要試験実施評価機構)によるCBT(Computed based test)及びOSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること。
予め履修が望ましい科目 医学科1年から4年時までに履修、合格が求められている科目のうち、呼吸器科、腎臓内科、血液内科、整形外科、皮膚科。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード リウマチ性疾患 膠原病 結合組織疾患 全身性エリテマトーデス 関節リウマチ 多発筋炎・皮膚筋炎 強皮症 血管炎 間質性肺炎 肺高血圧症 自己免疫疾患 抗核抗体 抗好中球細胞質抗体 抗リン脂質抗体 免疫抑制薬 ステロイド 生物学的製剤  
Key Word(s) rheumatic diseases, connectie tissue diseasesa, systemic lupus erythematosus, rheumatoid arthritis, polmyositits/dermatomyositis, scleroderma, angiitis, interstitial pneumonitis, pulmonary hypertension, autoimmune diseases, antinuclear antibody, antineutropil ctoplasmic antibody, antiphospholipid antibody, immunosupprssants, steroids, biologics
学修内容 病棟実習・外来実習
選択内科の第2週
水曜日(1日目)
9:30~ 10階カンファレンス室集合。入院症例のカンファレンス。症例プレゼンテーション、検討会。
10:30~ 病棟回診。
11:00~ ミニレクチャー①:リウマチ膠原病のみかた
14:00~ 病棟担当患者の問診・診察・アセスメントなど
15:00~ 翌日外来実習準備

木曜日(2日目)
9:00~ 外来実習もしくは新患入院患者診療病棟実習
14:00~ ミニレクチャー②③:膠原病の臨床所見の取り方、関節エコー、膠原病の腎臓病変など
16:00~ 総括・試問
事前・事後学修の内容 事前学習:医学教育モデル・コア・カリキュラムの該当する到達目標(リウマチ膠原病内科)について事前に参照し、理解の不足しているところについては、参考書などで学習しておきましょう。
事後学習:実習で学んだ項目のうち理解が不十分の項目や、実習で学べなかった項目について、参考資料などを基に知識を整理する。特に、実習で経験した症例の疾患アウトカムや問題については、より確実にするよう努めましょう。

Copyright (c) Mie University