三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 代謝内分泌内科学
たいしゃないぶんぴつないかがく
Diabetes, Metabolism and Endocrinology
単位数 単位
ナンバリングコード
開放科目     
開講学期

スケジュール表による

クリニカルクラークシップ概要に記載される糖尿病・内分泌内科のスケジュールと臨床実習表に記載の年間スケジュールを確認する。

開講時間
実習科での業務スケジュールにより変更あり
開講場所 三重大学医学部附属病院 外来棟3階、10階北病棟 他

担当教員 ○西濵康太、鈴木俊成、矢野裕

○Kota Nishihama, Toshinari Suzuki, Yutaka Yano

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ・糖尿病・内分泌内科に入院中の患者の診療を通して、疾患に対する知識、問題解決のための学習法、診療チーム内での情報共有のために必要なプレゼンテーション力、チーム医療を行う医療人としてのコミュニケーション力の修得を目的とする診療参加型臨床実習(実習期間1週間)である。
学修の目的 ・全ての医師に必要となる糖尿病・内分泌領域の疾患の知識を身につける。
・実習終了後も、日々進歩する糖尿病・内分泌疾患の診療内容を、自分の力でアップデートしていくことの重要性と、その手段を学ぶ。
学修の到達目標 ・糖尿病・内分泌疾患の概略につき理解し、その内容を説明できる。
・担当患者の疾患の病態、必要な検査、治療を理解し、その概要を患者に説明できる。
・担当患者の診療に必要な情報を収集し、自分なりの治療計画を立てることができる。
・担当患者の病態につき診療チーム内で情報共有するためのプレゼンテーションをすることができる。
・医療チームの一員としての自覚を持ち、一人の社会人として行動できる。

※具体的には、PBLチュートリアルの「代謝内分泌」ユニットと本科目を通して、医学教育モデル・コア・カリキュラム D-12の全ての項目を修得することを想定している。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
 「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
 「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
 「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
 「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
 「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
 「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
 「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
 「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
 「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実習態度、出席状況、症例プレゼンテーション能力、作成レポートを元にした口頭試問の結果、患者とのコミュニケーション力を総合し、20点満点で当科の評価とする。なお、欠席の場合は合計点から2点/日の減点、無断欠席の場合は5点の原点とする。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 実習終了時のアンケートの結果も参考に、より内容の濃い実習となるように診療科一丸となって努力している。
教科書 教科書については特に指定はない。信頼度の高い情報源から知識を得る過程自体も重要な学習項目と考えている。
参考書 ・糖尿病専門医研修ガイドブック(日本糖尿病学会 編・著)
・内分泌代謝科専門医研修ガイドブック(日本内分泌学会 編)
・診断と治療社 内分泌シリーズ
・内分泌検査マニュアル(日本医事新報社) など
オフィスアワー 糖尿病・内分泌内科の医局秘書を通し、連絡をとりたい教員との予定を合わせることとする。実習中は教員のPHSに直接連絡をすることも可。
受講要件 4年次に実施される、CATO(医療系大学間共用試験実施評価機構)によるCBT(Computer based test)、OSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること。
予め履修が望ましい科目 受講要件を満たすために必要な全ての科目
(PBLチュートリアル「代謝内分泌」ユニットの内容をしっかり勉強しておくこと)
発展科目
その他 研修初日のオリエンテーションで伝える実習中の基本的なルールを厳守すること。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 糖尿病、インスリン、脳下垂体、視床下部、甲状腺、副甲状腺、副腎
Key Word(s) diabetes mellitus, insulin, pituitary, hypothalamus, thyroid, parathyroid, adrenal gland
学修内容 月曜日 午前 オリエンテーション 
火曜日 午前 外来見学、副腎静脈サンプリング
水曜日 午後 多職種カンファレンス
木曜日 午前 外来見学 甲状腺エコー 午後 カンファレンス、科長回診、経験症例に関する口頭試問
金曜日 午前 スモール・グループ・ディスカッション

*担当患者の重要な検査については、担当医に予定を確認し、一緒に検査に入ること
*上記の時間以外に担当患者の診察を行い、木曜午後のカンファレンスでのプレゼンテーションの準備と総括のためのレポートの作成をすること
*実習初日のオリエンテーションは8:45に10階北病棟のスタッフステーションで実施する
事前・事後学修の内容 事前学習:内科学成書で糖尿病・内分泌疾患の項目について十分学習しておくこと。

事後学習:内科学成書以外に、日本糖尿病学会や日本内分泌学会のガイドラインも参照し、最新の知識のアップデートをすること。担当患者の診療に関してはPubMedによる文献検索を行い、最新の知見を身につける努力をすること。

Copyright (c) Mie University