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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
生物圏生命化学科・海洋生命分子化学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 教育コース必修科目 |
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授業科目名 | 海洋生命分子化学実験1 | |
かいようせいめいぶんしかがくじっけん1 | ||
Experimental Work in Marine Life Science and Molecular Chemistry 1 | ||
単位数 | 1 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Life-2233-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期前半 |
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開講時間 |
木曜日 5, 6, 7時限; 金曜日 5, 6, 7時限 |
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開講場所 | 生物資源学部校舎1階化学第1実験室,2階化学第2実験室 | |
担当教員 | 柿沼 誠,田中礼士(生物資源学部生物圏生命化学科) | |
KAKINUMA, Makoto, TANAKA, Reiji | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 海洋生物からの生体成分の抽出・精製,定量・定性分析の基本原理を解説し,これら操作を実際に行うことで,生体成分の分画および分析操作の基本原理・技術を習得すると共に,生体成分の諸性状を理解する.また,海洋微生物を取り扱うための基本的な操作方法(培地調整法,携帯観察法,培養法,遺伝子解析法)を解説し,各自が微生物,機器・器具の取り扱いに習熟できるように実験を行う.さらに,コンピューターを活用して実験データを整理して文献情報などと比較し,レポートにまとめる. |
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学修の目的 | 学生が自ら専門科目の講義内容に直結する実験を行うことにより,講義で修得した内容の具体的な性質や動態を知ると共に,卒業研究などに必要な実験技術の基礎を習得する. |
学修の到達目標 | 水圏生物のうち,特に藻類と微生物(海洋細菌)を対象とし,その生体成分,生態,ならびに形態の特性を把握するために必要な実験の基礎理論を理解すると共に,実験の基礎技術とその応用方法を習得する.講義で学習した内容に関わる実験を行うことで,水圏生物の生理・生化学的諸性状を具体的・総合的に理解する. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 実験への取り組み姿勢・態度40%,レポートの構成・表現・考察・課題に対する学習の取り組み60%,計100%(60%以上で合格). |
授業の方法 | 実験 実習 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 実験テキストを改訂する.レポート作成の際に,実験データを既報の文献情報などと比較させるため,附属図書館などの文献情報検索を活用させ,自主的なデータ収集・学習に取り組ませる. |
教科書 | 海洋生命分子化学実験1テキスト |
参考書 | 海洋微生物研究法(門田 他共著,学会出版センター) 海の環境微生物学(石田・杉田 著,恒星社厚生閣) 水圏生化学の基礎(渡部 編,恒星社厚生閣) 水産生物化学(山口 編,東京大学出版会) |
オフィスアワー | 毎週木・金曜日12:00~13:00,場所701号室(田中)または728号室(柿沼). |
受講要件 | 実験には危険が伴うので,学生教育研究災害傷害保険には必ず加入すること. |
予め履修が望ましい科目 | 細胞生物学,生理学,分子生物学,有機化学Ⅰ・Ⅱ,生化学Ⅰ,微生物学 |
発展科目 | 生化学Ⅱ,分析化学,海洋資源微生物学,水圏生物化学,海洋生命分子化学実験2・3 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 微生物学,細菌,培養,計数,同定,16S rRNA,光合成色素,タンパク質,フィコビリン,クロロフィル,カロテノイド,カロテン,キサントフィル,ルテイン,フコキサンチン,吸収スペクトル,薄層クロマトグラフィー,カラムクロマトグラフィー |
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Key Word(s) | microbiology, bacteria, cultivation, enumeration, identification, 16S rRNA, photosyntetic pigment, protein, phycobilin, chlorophyll, carotenoid, carotene, xanthophyll, lutein, fucoxanthine, absorption spectrum, thin-layer chromatography, column chromatography |
学修内容 | 1.ガイダンス:実験概要とその原理,実験操作,試薬および器具類の説明と準備 2.生体成分(1)タンパク質色素の抽出と吸収スペクトル 3.生体成分(2)タンパク質色素の加熱変性試験 4.生体成分(3)ポルフィリン色素の抽出と吸収スペクトル 5.生体成分(4)脂溶性色素の抽出と薄層クロマトグラフィーを利用した組成分析 6.生体成分(5)藻類(緑藻,褐藻,紅藻)の脂溶性色素組成 7.生体成分(6)脂溶性色素の抽出・濃縮とカラムクロマトグラフィーを利用した脂溶性色素の分画 8.生体成分(7)分画した各脂溶性色素の吸収スペクトルと脂溶性色素の同定 9.微生物(1)培地調整法:各種細菌用斜面培地の作製 10.微生物(2)細菌の分離と計数:海水の採取および接種 11.微生物(3)細菌の分離と計数:細菌の計数と純粋分離 12.微生物(4)細菌の形態観察:グラム染色 13.微生物(5)細菌の生化学的性状:OF試験と高分子分解性試験 14.微生物(6)細菌の生化学的性状:オキシダーゼ・カタラーゼ試験と塩類要求性試験 15.微生物(7)分子生物学実験法:16S rRNA遺伝子の塩基配列に基づく分子系統解析 16.実験器具の後片付けと試薬廃棄 |
事前・事後学修の内容 | 海洋生命分子化学実験1テキストを事前に熟読し,各実験の原理・方法,実験操作について学習しておく.実験終了後に実験データをまとめると共に参考書や文献等と比較して,得られた実験データの妥当性等を検証する. 1.生体成分実験および微生物実験の概要と実験原理,実験器具や試薬の使用方法と注意事項 2.フィコビリタンパク質の種類,構造,吸収スペクトル 3.フィコビリタンパク質の変性と性状変化 4.クロロフィルの種類,構造,吸収スペクトル 5.薄層クロマトグラフィーの原理と生体成分の分離・精製への応用 6.クロロフィル,カロテノイドの種類と分布 7.カラムクロマトグラフィーの原理と生体成分の分離・精製への応用 8.クロロフィル,カロテノイドの組成と吸収スペクトル 9.培地の作製法 10.海水の採取法および培地への接種 11.細菌の計数法と純粋分離の仕方 12.細菌の形態の観察法 13.細菌の生化学的性状 14.細菌の生化学的性状 15.細菌の分子分類法 16.実験廃液の分類と廃液処理 |