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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学部・幼児教育に関する専門科目(A類)
科目名 児童福祉
じどうふくし
Child Welfare
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 3年次
69 期生
卒業要件の種別 選択
授業科目名 社会的養護内容
しゃかいてきようごないよう
Social nursing content
単位数 1 単位
ナンバリングコード
educ-pres-SOCI2045-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
開講場所

担当教員 佐々木勝一(神戸女子大学)

SASAKI, Shouichi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 児童福祉施設等に入所・利用している子どもたちの背景には多様で複雑な状況があります。それらの子どもたちの心身の成長や発達を保障し援助するための方法や施策について具体的な知識・技能を学びます。また、里親制度についての現状と今後の展望についても理解し、さらに、保育士が社会福祉専門職として、社会的養護を必要とする子どもたちに対する社会的支援の方向性についても理解します。
学修の目的 今日の具体的な社会的養護の内容と携わる専門機関と専門職の支援方法、連携方法等を具体的に学びます。児童福祉専門職である保育士として、社会的養護を必要とする子どもたちにどのように関わるかを知識・技術として習得します。また、平常から社会的養護の現状と課題について、関心を深められるように学習します。
学修の到達目標 ・現状の社会的養護を必要とする子どもたちに対する具体的支援を習得します。特に施設養護については、各専門機関の役割と連携方法、専門職の支援方法を習得します。次に、家庭養護である里親制度については、各里親制度の内容、専門機関、専門職の支援方法について理解します。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

受講の前に、児童虐待や非行等の、子どもを取り巻く今日的な社会現象について、深い関心を持ち、考える機会を増やしてください。

成績評価方法と基準 小テスト50%、期末試験50%(合計60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 教科書は、特に指定しません。必要に応じて、参考資料等を配布します。
参考書
オフィスアワー 講義開催日なら、何時でも相談を受けます。世話役の先生は、須永先生です。
受講要件
予め履修が望ましい科目 「社会的養護」は受講を終えていることが望ましい。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ・社会的養護・児童福祉施設・里親制度
Key Word(s) ・Social nursing・Child welfare facility・Foster care system
学修内容 1回 「社会的養護内容」で学ぶこと
社会福祉援助者としての心がまえと自己覚知について学ぶ。

2回 社会的養護における子どもの権利擁護
社会的養護に必要となる子どもの権利擁護上の配慮について学ぶ。

3回 施設養護の現状と課題
施設入所までの過程、および入所後の展開過程を学ぶ。

4回 児童福祉施設で働く職員の理解
児童養護施設で働く職員の職種と業務内容・役割について学ぶ。

5回 社会的養護と保育士の役割
児童養護施設を中心に、保育士の援助内容や専門性の活用を学ぶ。

6回 社会的養護とともにいきる子どもの理解(1)
児童養護施設に入所する子どもへの援助について事例検討を行う。

7回 社会的養護とともにいきる子どもの理解(2)
児童心理治療施設に入所する子どもへの援助を事例検討する。

8回 社会的養護をうける子どもの理解(3)
里親委託される子どもと里親への援助に関する事例検討を行う。

9回 社会的養護と家族支援
乳児院措置事例を通して、ファミリーソーシャルワークを学ぶ。

10回 社会的養護を支える機関や職種
児童相談所や警察等、連携する機関の役割と連携について学ぶ。

11回 子どもの社会参加を支えるための地域との連携
地域・学校との関係構築、地域社会における保育士の役割を学ぶ。

12回 施設養護におけるリスクマネジメント
施設の運営上必要となるリスクマネジメントの実際について学ぶ。

13回 個別援助計画の作成方法(1)
子どもの施設入所時における援助計画作成や記録方法を学ぶ。

14回 個別援助計画の作成方法(2)
養育者支援を視野に入れた援助計画作成や記録方法を学ぶ。

15回 児童の自立に向けた支援と理解
子どもの最善の利益や自立について、事例検討を通じて再考する。
事前・事後学修の内容 既に学んだ「社会的養護」で作成したノート等を持参してください。また、気になる社会的養護に関係する新聞記事等も持参してください。本講義は、グループワークやロールプレイなどを通した学習方法を多く取り入れるため、受講者の能動的な参加が前提となります。また、講義内容により、必要に応じて座席を指定することもあります。

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