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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 憲法
けんぽう
Constitution (general provision, human rights)
単位数 4 単位
ナンバリングコード
humn-laec1210-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 3, 4時限; 金曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 内野 広大

Uchino, Kodai

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要  本講義では、憲法上の権利論及び憲法総論を検討する。具体的にはまず、我が国において「法の支配」がどのように展開してきたのかを考察し、憲法上の権利論を検討する基本的な視座を得る。次に、憲法上の権利をどのようにして実現していくのか――いわゆる憲法訴訟――につき概説した上で、憲法上の権利の種類、内容及び限界を説明する。さらに、憲法上の原理、とりわけ「法の支配」について考察を深めていく。このような検討・考察を、ほかならぬ「あなた」という実存の場を通じて憲法(constitution)が限定され創造されていくということが自覚される一助としたい。
学修の目的  憲法上の権利論の基本的知識を習得するとともに、その用い方の初歩を身につける。
学修の到達目標 ① 憲法上の権利論の争点において、通説・判例がどのような立場に立つものであるのかを説明することができる。
② 憲法上の権利の種類・内容・限界につき基本的知識を身につけることができる。
③ 憲法上の権利論の領域において、初歩的な法的(憲法的)思考力を身につけることができる。
④ 「評論家」ではなく「当事者」として憲法に関わる素地を養うことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 アンケートを複数回実施し、その結果をもとに改善点を探るとともに、講義中に具体的な質問を行い、改善点を探る。
教科書 伊藤正己『憲法入門〔第4版補訂版〕』(有斐閣、2006年)
参考書 戸松秀典=初宿正典『憲法判例〔第8版〕』(有斐閣、2018年)
オフィスアワー 毎週月曜日16:30~17:30としますが、講義後に直接質問いただいても結構ですし、オフィスアワー以外の時間帯にもメールで予約のうえ研究室に来室し質問くださっても結構です。
受講要件
予め履修が望ましい科目 教養教育科目の日本国憲法
発展科目
その他 講義レジュメに予習課題を明示するようにしますので、予習課題を考えてから講義に臨むようにしてください。復習課題にも取り組まれることを強く勧めます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 自己  法の支配  憲法上の権利  違憲審査制  
Key Word(s) Self, Rule of Law, Constitutional Rights, Constitutional Review 
学修内容 第1回 はじめに――憲法上の権利論・憲法総論を学ぶにあたって

① 我が国における「法の支配」の展開
第2回 日本憲法史――「法の支配」の展開

② 憲法訴訟の基本  概ね次の順序で憲法訴訟を俯瞰する。
第3回 付随的違憲審査制の基本
第4回 憲法的思考の基本と憲法訴訟

③ 個別の権利  概ね次の順序で各権利の内容・限界及び違憲審査基準を説明する。
第5~第7回 思想・良心の自由
第8~第10回 信教の自由
第11回 政教分離原則
第12~第16回 表現(言論・出版)の自由
第17回 問題演習
第18~第20回 経済活動の自由
第21~第22回 幸福追求権
第23回 プライバシー権
第24回 人身の自由

④ 意義と通則  憲法上の権利を享有する主体、憲法上の権利の名宛人等につき説明する。
第25~第27回 「憲法上の権利」通則

⑤ 憲法総論
第28~第30回 憲法総論
事前・事後学修の内容  各回で配布するレジュメに予習課題と復習課題を掲載しています。講義前に教科書を読み予習課題に取り組むとともに、講義後に復習課題に取り組むことを前提として講義をいたします。一度に理解できることはまずありませんので、小さなことからコツコツと学習を積み重ねることを勧めます。

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