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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・現代科学理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 環境科学
かんきょうかがく
Environmental Science
授業テーマ 環境科学概論(基礎)
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-ENVS1331-002
開放科目 非開放科目    
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 古川 浩司

Koji FURUKAWA

実務経験のある教員 【教員名】 古川 浩司
【実務経験の内容】 一般財団法人 三重県環境保全事業団に在籍中
             (水道水・食品・環境試料・製品等の化学分析業務に従事)
【授業内容との関連性】 
 これまで、環境分析業務だけでなく、環境総合コンサルティング事業として、環境影響評価、廃棄物処理計画や処理など幅広い業務を経験してきました。
 本講義では、これまでの業務経験を活かし、水質汚染、大気汚染、衛生環境、有害化学物質管理、土壌汚染、放射能・放射線、エネルギー、廃棄物、地球環境等の環境問題を基礎的かつ実践的に講義し、環境問題を身近な問題として捉えられるように講義します。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要  近年、世界的な問題となっている環境問題を幅広く理解することは、人類が循環型社会を形成し発展していく上で非常に重要です。本講義では、地球温暖化や水質・大気・土壌など環境汚染、衛生環境(水道水・浴槽水)、有害化学物質管理、放射能、エネルギー、廃棄物等の環境問題を基礎的に幅広く講義を行います。
 また、実際の環境分析技術について、事例をもとに講義します。
学修の目的  地球規模の問題である環境問題に関する知識を幅広く理解し、環境問題を身近な問題として捉え、柔軟に考察ができる能力を育てることを目的とします。
学修の到達目標  地球規模の問題である環境問題に関する知識を幅広く理解し、環境問題を身近な問題として捉え、柔軟に考察ができる能力を育てることを目的とします。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 講義の出席状況と、中間及び全議終了後に提出を求めるレポート内容を考慮し、総合的に判断させて頂きます。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義は聞き取りやすく分かりやすいように話し、講義資料やスライドも分かりやすく、見やすいように努めます。
教科書 教科書は使用せず、毎回、講義概要資料を配布する予定です。
参考書 「新しい環境化学―改訂2版―」(鈴木孝弘著)、「トコトコやさしい環境汚染の本」(大岩敏男、木下久光、高堂彰二、保坂義男著)、「基礎からわかる環境化学」(庄司良、下ヶ橋雅樹著)など
オフィスアワー 毎週火曜日の講義終了後(14時30分〜)、非常勤講師控室(教養教育校舎1号館2F)、予約不要
 連絡窓口;奥村克純教授(生物資源学研究科)
受講要件 特に無し
予め履修が望ましい科目 特に無し
発展科目  各学部の環境に関する専門科目
その他 特に無し

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 環境汚染、地球温暖化、放射能、廃棄物処理、水質汚染、環境分析技術
Key Word(s) Environmental pollution, Environmental contaminant, Radioactivity, Waste disposal, Water pollution, Environmental analysis technology
学修内容 第1回 授業概要・スケジュールの説明、環境の歴史、環境法律の概論
第2回 科学(化学・物理)の基礎:元素(原子と原子核)、pH、濃度(単位)など
第3回 地球環境の問題Ⅰ:地球温暖化
第4回 水質汚染の問題:水質汚染概論、環境基準と排水基準、水環境の現況と浄化対策など
第5回 実際の環境分析技術Ⅰ:サンプリング、pH、COD、BODなど基礎的項目
第6回 衛生環境の問題:水道水(水質基準、処理方法、消毒副生成物など)
第7回 実際の環境分析技術Ⅱ:クロマトグラフィー等を中心とした機器分析技術、金属分析技術など、レポート
第8回 大気環境の問題:大気汚染概論、光化学スモッグ、PM2.5など
第9回 その他環境問題:浴槽水、プール水、温泉、土壌汚染、騒音振動など
第10回 有害化学物質の問題:国内外の取り組み(PCB、ダイオキシン、化審法化管法、アスベスト、農薬、RoHS、リーチ、POPs等)
第11回 実際の環境分析技術Ⅲ:食品中の残留農薬分析、PCB分析、製品検査、異物検査、環境DNA分析など
第12回 エネルギーの問題:エネルギーの種類や発電方法の説明など
第13回 放射性物質の問題:放射性物質の概論、測定方法など
第14回 廃棄物の問題:廃棄物と分類、処理性方法など
第15回 地球環境の問題Ⅱ:オゾンホール、マイクロプラスチック、スペースデブリ最新の環境問題など、レポート
事前・事後学修の内容  授業概要資料を毎回配布しますので、終了後に復習して下さい。
 なお、本講義は、様々な環境問題を広く浅く講義します。このため、受講者は、個々の事例で疑問点が残ることも予想されますので、授業で理解できなかった箇所を自ら調べる習慣をつけ、担当教員にも尋ね、理解を深めて下さい。
 また、日常生活において、環境問題に関する情報に関心を向け、常に疑問や問題意識を持てるようにして下さい。

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