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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 西洋史A | |
せいようしえい | ||
Western History A | ||
授業テーマ | 西洋中世史概説 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-comp-WHIS1211-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
月曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 上柿 智生(非常勤講師) | |
UEGAKI, Tomoo | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 中世のヨーロッパ(カトリック世界と、ビザンツ(東ローマ)帝国を中心とした正教世界)で生じた歴史的諸事象をそれら相互の連関とともに学ぶことを通して、中世ヨーロッパの歴史の流れと社会の形を把握し、ある時代の文明圏を統合的に理解する視点を持つための基礎を得る。 |
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学修の目的 | 中世のヨーロッパの世界は、社会の原理やそこに生きた人々の思考や感性のスタイルにおいて、現代的視点からは「異質」な面が目立つが、およそ一千年の間に現代のヨーロッパ世界や近代西洋文明の原型が徐々に形作られていった時代でもあった。中世におけるカトリック圏と正教圏の政治・社会・文化をその歴史的展開を捉えつつ学ぶことによって、現代の社会や制度が生じた経緯と背景を理解し、また現代と異なる中世の視点を部分的に借りる相対化の過程を通して、現代文明の諸側面を立体的に認識し検討できるようになることを目指す。 |
学修の到達目標 | ヨーロッパの中世における各時代の大まかな特徴とその移り変わりについて説明できる。 中世のヨーロッパで生じた歴史的諸事象の基本的なものについてその内容を説明できる。 上記の事象につき、それが生じた原因と、後の時代に及ぼした影響を説明できる。 中世におけるカトリック圏と正教圏の異なる歴史的展開を対比的に理解し、それを説明できる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点(課題等)40%、期末レポート60%、計100%(合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 受講者がヨーロッパ史に関して受講時点で有している知識に配慮しつつ授業を進めていきたい。 |
教科書 | レジュメを用いて授業を行う。 |
参考書 | 服部良久・南川高志・山辺規子編『大学で学ぶ西洋史[古代・中世]』(ミネルヴァ書房、2006年) 井上浩一『ビザンツ 文明の継承と変容』(京都大学学術出版会、2009年) |
オフィスアワー | 毎回の授業の後(長い時間になる場合は要予約) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
高校世界史の基本的な知識を持っていることが望ましい。 そうでない場合には、参考書等を用いたより入念な予習が求められる。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | ヨーロッパ、中世、ビザンツ世界 |
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Key Word(s) | Europe, Middle Ages, Byzantium |
学修内容 | 第1回 イントロダクションː 「中世」そして「ビザンツ」とは? 第2回 キリスト教ローマ帝国と古代末期の心性 第3回 ゲルマン人諸国家とメロヴィング朝の国制 第4回 イスラームの勃興とビザンツ帝国の変容 第5回 カロリング朝と教皇庁: カトリック世界の自立 第6回 ビザンツ帝国の首都と宮廷: 儀礼とタクシス(秩序) 第7回 カトリック世界における封建領主制の展開 第8回 公権力が貫徹しない社会における紛争と和解 第9回 グレゴリウス改革と教皇庁の発展: 聖俗のカトリック的分離 第10回 カトリック世界の都市発展と経済システムの変動 第11回 中世の学術と文化活動: 大学の誕生を中心に 第12回 新しい政治秩序: 領域国家と広域的アイデンティティの萌芽 第13回 遠心化するビザンツ世界における諸勢力の衝突と共生 第14回 14世紀の危機と中世的秩序の動揺 第15回 ルネサンスとビザンツ帝国の遺産の「継承」: 中世の終焉? |
事前・事後学修の内容 | 予習ː 指定や配布された資料を読んで、背景知識に触れておくこと。 復習ː 講義内容を見直し、講義に関連して適宜出されるミニ課題に答えること。 |