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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本文学演習F
にほんぶんがくえんしゅう えふ
Seminar in Japanese Literature F
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2100-103
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 吉丸 雄哉(人文学部)

YOSHIMARU,Katsuya

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 芝全交作歌川豊国画の黄表紙『百人一首戯講釈』(寛政6年(1794)序)を読む。黄表紙は絵本の一種で江戸中期に刊行された。しゃれと風刺に特色をもち、絵を主として余白に文章をつづった。『百人一首戯講釈』は百人一首に登場する人物たちが繰り広げる仮想の滑稽譚を描く。影印をテキストにするが翻刻は存在する。分担して、翻刻の確認、絵の調査、語釈と現代語訳を行う。
学修の目的 古典を題材とした黄表紙は「やつし」という技法がつかわれている。「やつし」の技法を知り、江戸時代の絵本を正確に解釈することを目的とする。
学修の到達目標 作品の読解を通して、近世文学の調査に関する基礎的方法を身につける。また、江戸時代に流通していた古典知識や江戸時代の文化や習俗に関する知識を得る。おおらかな江戸人たちが身につけていた諧謔の精神が理解できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 演習での発表で七割。期末レポートで三割。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 使用しません。影印を配布します。
参考書 武藤禎夫編『百人一首戯作集』(古典文庫、1986)、鈴木日出男・山口慎一・依田泰共著『原色百人一首』、島津忠夫『百人一首』(角川ソフィア文庫)、谷知子『百人一首』(角川ソフィア文庫)
オフィスアワー 火曜日の昼休み。長い時間が必要なものはメールにて相談のこと。おおよそ、木曜日の午後が空いています。
受講要件 日本古典文法の知識を有すること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 時代背景のため、現代の人権意識と照らし合わせて、差別的な表現を見る可能性があることを了解したうえで受講のこと。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 近世文学, 絵本,百人一首
Key Word(s) Early modern Japanese literature, Picture book,one hundred poems
学修内容 1回 概説 (近世文学の特徴、黄表紙の説明。授業の進め方、 成績評価の方法など、資料配付)
2回 近世文学研究の方法について (基本参考書の紹介、資料の集め方など)
3回 発表資料作成について(翻刻、注釈、現代語訳のやりかた)
4回から14回までは、学生分担による発表
15回 まとめ
事前・事後学修の内容 発表担当者以外も作品を読んで、注釈や現代語訳について考えるように。

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