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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択推奨科目(森林コース)
授業科目名 植物材料化学
しょくぶつざいりょうかがく
Chemistry of Lignocellulosic Materials
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-3241-008
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 野中 寛(生物資源学部)

NONAKA, Hiroshi

実務経験のある教員 地球温暖化防止に向けたバイオマス利用に関する実務経験があり,本講義にも生かされている。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 現社会の化石資源への依存,植物資源のエネルギー原料,分子素材原料としてのポテンシャルを学習する。さらに植物資源を構成する分子素材の各種分離プロセス,植物資源による化石資源代替について学習する。
学修の目的 植物資源の化石資源代替資源としてのポテンシャルを理解し,その持続的多段階循環活用について考えることが出来るようになる。植物資源と化石資源の関係について理解する。
学修の到達目標 関連する新聞記事やニュースの内容が理解できるようになる.化石資源の無駄使いや,廃棄物のリサイクル,森林資源の利用,新エネルギーなどについて今までと違う角度で考えることができるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100 %
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義内容をできるだけ可視化し,理解を助ける.
教科書 自作テキストを用いる。
参考書 志水一允他著『木質バイオマスの利用技術』
オフィスアワー 随時受け付ける
受講要件
予め履修が望ましい科目 森林化学,樹木生理化学
発展科目 植物成分化学実験,植物素材化学
その他 教員免許・各種資格に関連した科目(注:必ず入学年度の学習要項で確認してください.)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード バイオマス,地球温暖化,化石資源代替,バイオリファイナリー,循環型社会,木材利用
Key Word(s) Biomass, Global warming, Fossil fuel, Biorefinery, Sustainable society, Wood
学修内容 1. イントロダクション(森林・林業再生プランなど)
2. バイオマスニッポンやバイオマス産業都市構想など
3. バイオマスの分類,特徴,構成成分
4. バイオマスの炭素固定量,発熱量の推算
5. 木材の木質バイオマスとしての利用現状1(製紙業界)
6. 木材の木質バイオマスとしての利用現状2(燃焼利用)
7. 石油の性状と石油化学製品
8. 石炭,天然ガス
9. 森林資源による化石資源代替~木材化学工業~
10. 酸を用いた木材糖化技術
11. 酵素を用いた木材糖化技術
12. 化学反応速度論
13. その他の木材構成成分の分離プロセス1
14. その他の木材構成成分の分離プロセス2
15. 試験による理解度確認
16. 総括
事前・事後学修の内容 ・授業の復習:授業ノートやプリントの見直し,教科書や参考書を再読(各回1時間×15=15時間)
・次回授業の予習:次回授業範囲部分の教科書予習(各回1時間×15=15時間) 
・試験後の総復習:15時間
・バイオマス関連のニュースや動画の視聴,新聞記事や書籍を読んで,授業内容の理解を深める:15時間

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