三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 生物圏生命化学科・海洋生命分子化学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目(海洋生命コース)
選択推奨科目(生命機能コース)
授業科目名 生物物性学
せいぶつぶっせいがく
Biophysical Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-2231-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 大井淳史(生物資源学部)

OOI Atsushi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 生命現象には多種類の物理的・化学的な反応が複雑に係わっており,それらの素過程を理解することが重要である。この授業では,1年次に細胞生物学で履修したさまざまな生命現象を題材にして,分子間に起きる物理的・化学的現象から理解できるよう掘り下げて学習する。
学修の目的 生体を構成する分子の力学的・電気的な性質を学び,細胞内で起きるエネルギー変換や物質移動現象を分子レベルで理解するための物理化学的な考え方を身につける。
学修の到達目標 ・濃度計算と各種濃度表記の使い分けができる。
・多塩基酸・多酸塩基の酸・塩基平衡について定量的に理解できる。
・生体高分子間に働く力を理解できる。
・生体膜の現象を物理的に理解できる。
・細胞を形作る細胞骨格に関して動的なイメージを持つことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 小テスト40%、期末試験60%、計100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義資料をMoodleに掲載し配布する。
教科書 特に指定しない
参考書 エッセンシャル細胞生物学
ヴォート生化学
オフィスアワー 月曜および水曜の12:00から13:00
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 細胞生物学、生化学I、生化学II、物理化学
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 化学平衡,熱力学,静電学,生体高分子,生体膜,細胞骨格
Key Word(s) chemical equilibrium, thermodynamics, electrostatics, biomacromolecule, biological membrane, cytoskeleton
学修内容 授業計画
第1回:濃度とはー化学的・物理的意味
第2回:濃度と分子間距離
第3回:分子間力
第4回:第1から3回の振り返り
第5回:生命現象の時間スケール,ブラウン運動と拡散
第6回:酵素反応
第7回:生体分子モーターにおける酵素反応
第8回:第5から7回の振り返り
第9回:化学平衡
第10回:平衡系のさまざまな計算
第11回:多塩基酸・多酸塩基の解離平衡
第12回:第9から11回の振り返り
第13回:アミノ酸,ポリペプチド1
第14回:アミノ酸,ポリペプチド2
第15回:生体高分子の物理化学
定期試験
事前・事後学修の内容 講義は板書とプレゼンテーションソフトを併用するので、復習としてノートと配布されたプリントをうまく整理してまとめておく。出された演習問題については必ず取り組んで理解を深めること。疑問に感じた点や不明な点があれば、自ら参考書等を用いて調べ、それでも不明な点は教員に質問すること。
第1回 予習:特になし,復習:濃度に関する演習問題(4時間)
第2回 予習:種々の細胞の大きさを調べ,体積を概算する(2時間),復習:演習問題(2時間)
第3回 予習:生化学で学習してきた分子間力についてまとめておく(2時間),復習:演習問題(2時間)
第4回 予習:第1~3回の演習の確認(4時間),復習:特になし
第5回 予習:細胞生物学で習った項目のなかから時間に関するものをリストアップする(2時間)
    復習:演習問題とノート・配布資料の整理(2時間)
第6回 予習:ミカエリスメンテン式の導出(生化学)(2時間),復習:演習問題(2時間)
第7回 予習:生体分子モーターに関するまとめ(細胞生物学)(2時間)
    復習:ノート・配布資料の整理(2時間)
第8回 予習:第5~7回の演習の確認(4時間),復習:特になし
第9回 予習:酸解離平衡の計算(高校化学)(2時間),復習:演習問題(2時間)
第10回 予習:特になし,復習:演習問題(4時間)
第11回 予習:課題を用いて表計算ソフトの復習(2時間),復習:演習問題(2時間)
第12回 予習:第9~11回の演習の確認(4時間),復習:特になし
第13回 予習:タンパク質を構成するアミノ酸についてまとめておく(4時間),復習:演習問題(2時間)
第14回 予習:特になし,復習:演習問題(2時間)
第15回 予習:特になし,復習:演習問題(4時間)

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