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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
共生環境学科・地球環境システム学教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
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選択・必修 | 選択 選択科目:地球環境プロ指定科目 |
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授業科目名 | フューチャー・アース学 | |
ふゅーちゃー・あーすがく | ||
Future Earth Science | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Envi-3141-008
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 | ||
開講時間 |
水曜日 3, 4時限 生物資源学部で配布する、平成29年度授業時間割(用紙)にて確認すること。 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 飯島慈裕(生物資源学研究科共生環境学専攻) | |
Yoshihiro Iijima | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 21世紀の現在、人間活動による地球環境の大幅な改変は、人間の生存に重大な影響をすでにもたらしつつあり、今後社会が一体となって、これまでの人間活動の結果を内省しつつ、将来の環境問題にどのように対処していくべきかを本気で考え、行動する時代に突入しています。フューチャー・アース(Future Earth)とは、それを学術・研究分野のみならず、社会全体で包摂して取り組む世界的なプログラムを表す言葉です。この授業では、地球規模から地域までの環境問題のつながりを理解した上で、直面する環境変化と人間の持続可能性について相互に議論を重ねながら、問題解決の糸口を探求します。 |
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学修の目的 | 将来の地球環境変化に対応した問題解決に向けて、大学での専門知識や技術と社会とがどのように協働していくべきかを深く考え、実行にむけた共同作業を立案するための考え方の習得をめざします。短期(長くても数年)での成果や方策に傾きがちな世間の出口志向に対して、地球環境変動の時間スケール(向こう10~30年)を常に提示し、地球生命圏で起こりえる変化や、その脆弱性、可塑性を議論できるようになることが重要です。 また、人間社会の環境変化に対する諸課題の現地での対策を考える上で、国内外問わず伝統知(traditional indigenous knowledge)と現代科学のすり合わせは、地球環境研究の成果をより浸透させる上で有効かつ必要な知的作業です。その具体例として、国内外での学際研究を紹介し、その着眼点や、到達点を理解します。 |
学修の到達目標 | 現在の地球環境変化と人間活動の持続可能性の実態と問題点を理解する。 地球規模と地域の環境問題のつながりを理解する。 日本が取り組むべき、フューチャー・アースの課題を議論し、その結果を取りまとめて示す能力を身につける。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 設定した課題のグループ・個人単位でのレポート作成と発表・解説後のレポート修正による提出で100%。(合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) 問題自己設定型PBL プロジェクト型PBL 実地体験型PBL プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 グループ学習の要素を加えた授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | |
参考書 | 「地球のからくり」に挑む(新潮新書)、「隷属なき道」(文藝春秋)、ファクトフルネス(日経BP )、都市をたたむ(花伝社)、農山村は消滅しない(岩波新書)、人が死なない防災(集英社新書) |
オフィスアワー | 講義後12時まで:場所330号室:事前にメールまたは教官に問い合わせること。 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | リモートセンシング |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 地球環境、持続可能性、脆弱性、超学際 |
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Key Word(s) | global environment, sustainability, vulnerability, trans-disciplinary |
学修内容 | ガイダンス(フューチャー・アースの考え方) 課題:地球のからくりに挑む (地球の定員とエネルギー) (人類・農業・物質循環) (Planetary Boundary) 課題:地球温暖化懐疑論 (地球温暖化の理解) (地球温暖化懐疑論の理解) 課題:北極は変質した (ロールプレイングゲーム「The Arctic」が伝えること) 課題:人類の繁栄・転換 (人類の発展と将来) (Gapminderから見えてくるもの) 課題:都市をたたむ (日本の都市と人口) (日本のスポンジ化と将来) 課題:日本の農山村は消滅する・しない? (日本の農山漁村環境) (日本の地域づくり) まとめの議論 |
事前・事後学修の内容 | 授業では数週分で1まとめの課題を設定し、受講者が発表していく形態を取る。まず課題の主旨を説明し、それに基づくレポートを作成し、次週で各自(またはグループ)ごとに発表をする。その後、発表に付加する解説を加えて、さらにそのレポート内容を深化させる追加の作業を行い提出する。この一連の過程で、課題作成のための資料収集、作図、課題文章作成の事前・事後学習時間は毎週4時間程度のボリュームを想定する。課題作成と合わせたより深い理解のために、授業の配布資料と講義内容をよく読み、理解することを習慣づける。合わせて配付資料や授業中に紹介する引用文献にも積極的に触れるようにする。 |