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| 開講年度 | 2020 年度 | |
|---|---|---|
| 開講区分 | 人文学部文化学科 | |
| 受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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| 選択・必修 | ||
| 授業科目名 | 比較文化論 | |
| ひかくぶんかろん | ||
| Comparative Study of Cultures | ||
| 単位数 | 2 単位 | |
| ナンバリングコード | humn-cult2100-077
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| 開放科目 | 非開放科目 | |
| 開講学期 |
後期 |
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| 開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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| 開講場所 | ||
| 担当教員 | 深田淳太郎 | |
| Juntaro FUKADA | ||
| SDGsの目標 |
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| 授業の概要 | 現代社会は複数の文化が混じり合って存在している多文化社会であると言われる。多文化社会とは、複数の文化や言語、民族、宗教が入り交じった状況とも、逆にそれらの指標が人々が異なるカテゴリーに分類した状況とも言える。人々の間に差異をもうけ、集団を形作る、これらの「文化」や「民族」といった概念についての再検討を通して、「文化を比較する」ということがどういうことであるのかについて考えていく。 |
|---|---|
| 学修の目的 | 世界には多くの文化が存在しており、それらが相互に影響を与え合う中で現在の私たちの生活は営まれている。着ている服、食べているもの、使っている道具など、私たちを取り巻く様々なものの中で、複数の文化が混ざり合わずに存在しているものは何もないと言ってもよい。本講義で考えたいのは、この「複数の文化」というときの「文化」という語についてである。「複数の文化が混ざっている」というとき、私たちは何を持って「一つ一つの文化」を区別しているのだろうか?その「一つの文化」は本当に何も混ざらない「一つの文化」なのか?文化と文化を分かつものはなんなのか?あるいは文化を区別するということは何を意味しているのか?これらの「文化」という語で、私たちが何気なく語っている「なにか」について考えてみたい。 |
| 学修の到達目標 | 多様な人々が共に暮らしている現代社会において、文化や民族という概念が何を名指し、どういった役割を果しているのかについて考察を深める。 |
| ディプロマ・ポリシー |
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| 成績評価方法と基準 | 期末試験(あるいはレポート)60-70% コメントシート30-40% |
| 授業の方法 | 講義 |
| 授業の特徴 | |
| 授業改善の工夫 | 授業方法についてあるいは内容についての質問、要望はコメントシートに書くか、授業後に直接言いに来て下さい。メールでも構いません。なるべく対応していきたいと思います。 |
| 教科書 | 特定の教科書は使用しません。 参考文献は講義内で紹介します。 |
| 参考書 | |
| オフィスアワー | ・水、木の昼休み~午後は研究室にいる可能性が高いです。 ・確実につかまえたいときは、事前にメールでアポイントをとってください。 |
| 受講要件 | |
| 予め履修が望ましい科目 | 教養の文化人類学A、文化人類学概論 |
| 発展科目 | アジア・オセアニアの民族と文化A、B アジア・オセアニアの社会A、B アメリカの民族と文化A、B |
| その他 |
| MoodleのコースURL |
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| キーワード | 多文化社会、民族、移民、文化相対主義、異文化 |
|---|---|
| Key Word(s) | Multiculturalism, ethnicity, immigrant, cultural relativism, |
| 学修内容 | 1)導入 2)文化概念誕生以前 3)進化主義的観点からの文化概念 4)文化相対主義の誕生 5)文化相対主義の展開 6)日本語・日本文化とはなにか 7)本質/道具としての文化 8)民族境界論 9)ニュージーランドの文化と歴史 10)文化の創造:マオリ人を創り出す(A・ハンソン)から 11)文化を語る権利 12)文化相対主義の隘路 13)文化概念の限界 14)異文化コミュニケーションは可能か? 15)まとめ |
| 事前・事後学修の内容 | 講義内で指定する参考文献に可能な限り目を通すこと。 |