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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農業生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 植物育種学
しょくぶついくしゅがく
Plant Breeding
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2131-006
開放科目 開放科目    
  他講座の学生の受講可, 他学科の学生の受講可
開講学期

後期

開講時間 月曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 掛田 克行(生物資源学部資源循環学科)

KAKEDA, Katsuyuki

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では,品種改良の対象となる様々な植物の遺伝形質とその関連遺伝子について説明した後,品種育成のための基本的な育種法,ならびにいくつかの作物品種の実際の育種過程について述べる.
学修の目的 植物の育種(品種改良)の基本的理論や技術の概要を理解する.
学修の到達目標 人々の食料や生活を支えている作物の品種が,遺伝学や遺伝子の研究を基礎として,どのように改良(育種)されてきたかを認識し,その理論や技術の基本を理解する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験70%,小試験・レポート等30%,計100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 毎回,授業の理解度を問う簡単な小試験を課し,その反応をみながら授業の改善を図るとともに,受講生からの質問にも対応する.
教科書 植物育種学,第4版(西尾剛・吉村淳編,文永堂).毎回の授業に持参必須。
参考書 植物の遺伝と育種,第2版(福井ら著,朝倉書店),植物育種学(鵜飼著,東大出版),植物育種学各論(日向・西尾編,文永堂),品種改良の日本史 : 作物と日本人の歴史物語(鵜飼・大澤編,悠書館),品種改良の世界史:作物編(鵜飼・大澤編,悠書館),植物改良への挑戦 : メンデルの法則から遺伝子組換えまで(鵜飼著,培風館).
オフィスアワー 月曜日12:00-13:00,356室
受講要件 必ず教科書を用意して授業に臨むこと.遺伝学(前期開講,同じ教科書の前半部を講義する)とセットで履修することが望ましい.
予め履修が望ましい科目 遺伝学
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 植物育種,品種改良,育種目標,育種法,品種育成
Key Word(s) plant breeding, breeding objective, breeding method, cultivar
学修内容 第1回 ガイダンス,植物の遺伝的改良と育種学
第2-6回 育種目標と関連形質の遺伝
 多収性・早晩性,ストレス耐性,耐病性・耐虫性,品質・成分などの育種目標の設定とそれに関連する遺伝的形質や遺伝子について,さらに遺伝子組換えやゲノム編集技術の利用について解説する.
第7-12回 選抜と固定,基本的育種法
 自殖性植物,他殖性植物,栄養繁殖植物それぞれについて,目的とする遺伝形質を選抜し,品種として育成するための基本的な育種法(系統育種法,集団育種法,一代雑種育種法,DNAマーカー選抜育種等)について解説する.
第13-15回 品種の判別と育成
 品種の判別技術について述べるとともに,いくつかの作物品種の実際の育種過程について紹介する.
第16回 期末試験
 
事前・事後学修の内容 授業は基本的に教科書に則して進めるので,該当箇所をよく読んで予習・復習すること.

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