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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
農業生物教育コース推奨科目
授業科目名 分子細胞生物学
ぶんしさいぼうせいぶつがく
Molecular and Cell Biology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-3141-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
開講場所

担当教員 ○諏訪部 圭太(生物資源学部資源循環学科), 土屋 亨(生命科学研究支援センター)

○SUWABE Keita, TSUCHIYA Tohru

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では、細胞生物科学等の関連基礎講義の内容を踏まえ、細胞機能に関するさらに専門的な知識を得るとともに、高等植物における各種性質や機能について分子レベルでの知識を深める。また、それら分子レベルの知識を支える分子生物学や遺伝子工学に関する知識・考え方を学び、生命科学研究や生命倫理に関する正しい理解を深める。
学修の目的 生物を分子レベルで理解するうえで必須である分子生物学・細胞生物学に関する知識を得る。その知識を基に、生物の各種性質・機能を分子レベルで理解する。また、DNAからみた生物の進化と多様性等、知識の応用・発展に関する考え方や理解を深める。この内容は、分子遺伝学や分子育種など遺伝子工学的手法による生命科学研究・バイオサイエンスの基本でもあるため、「遺伝子」を扱う研究を行うためには必要不可欠である。
学修の到達目標 生物を分子レベルで理解するための素養をつけるとともに、それら知識をバイオサイエンス研究に活かすための考え方を習得する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%。授業の習熟度を確認するために小テストを課す場合がある。 
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義資料をMoodleに掲載し配布する。コミュニケーションシートに基づき、受講生からの質問や改善案に対応する。
教科書 指定なし。講義資料を配布。
講義資料は、講義各回の前日までにMoodleにアップロードするので、各自で印刷(またはPC持ち込み)して持参すること。
参考書 Essential細胞生物学 中村桂子、松原謙一監訳、南江堂(分子生物学を専門とする学生には強く薦める。)
オフィスアワー 講義終了後1時間、諏訪部:生物資源学部357室、土屋:生命科学支援センター207室
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 細胞生物科学
発展科目 分子生物学、遺伝子工学、植物育種学
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 細胞、遺伝子、エピジェネティクス、遺伝子工学、植物科学
Key Word(s) cell, gene, epigenetics, genetic engineering, plant science
学修内容 1. 細胞の構造と生体成分の代謝
2. セントラルドグマと遺伝子発現調節機構
3. DNAから見た生物の多様性と進化
4. 遺伝、性の分化と生物の多様化、発生・分化と分子生物学
5. 形態形成の遺伝的メカニズム
6. 分子生物学・遺伝子工学で使われる生物、モデル生物、大腸菌・ファージ(ウイルス)の生活環
7. 制限酵素、メチラーゼ、リガーゼ、その他の酵素
8. 核酸の合成・分解・修飾、プラスミド、ファージ、トランスポゾン
9. 遺伝子組換え実験におけるベクター、ベクターへの連結、大腸菌への形質転換、スクリーニング
10. 細胞からのタンパク質の抽出、精製、電気泳動による分離、抗体を用いたタンパク質の検出、Y2H
11. 細胞からの核酸の抽出・精製、電気泳動による分離、ハイブリダイゼーションによる核酸の検出
12. 塩基配列の決定方法、DNAシークエンサー、PCRによる核酸の増幅
13. 細胞への遺伝子導入方法、遺伝子導入生物の獲得、gain/loss of function
14. 遺伝子発現と遺伝子産物の解析
15. 遺伝子工学の応用、安全性、倫理、カルタヘナ法、拡散防止措置
16. 定期試験
事前・事後学修の内容 授業の前に使用するプリント資料をあらかじめ配布するので、各自でよく読んでおくこと。その際、疑問に感じた点や不明な点があれば、自ら参考書等を用いて調べること。それでも不明な点は、教員に質問すること。また、復習をしっかり行い、着実に理解を深めること。

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