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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教育学研究科(修士課程)教育科学専攻・人文・社会系教育領域
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 国文学特論ⅡB
こくぶんがくとくろんにびー
Advanced Course on Japnese Literature 2B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-JLIT-4
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 9, 10時限
開講場所

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA Takashi

実務経験のある教員 【教員名】和田崇
【実務経験】高等学校における非常勤講師の経験を有す
【講義内容との関連性】実務経験より得た文学教育の現状に関する知見を活かして,文学作品の歴史的背景や読解法を文学教育と関連づけながら教授する。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ドイツ語から日本語に翻訳されたヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)「少年の日の思い出」と、中国語から日本語に翻訳された魯迅(竹内好訳)「故郷」について、異なる訳文や他の作品との比較を行うことで、共通点や差異を考察し、翻訳作品が国語の教材となっていることの意義を解明する。
学修の目的 中学校の国語教科書に収録されている文学教材のうち、海外の文学作品を分析し、国語教育において翻訳された作品を学ぶ意義を解明する。
学修の到達目標 定番教材に関する知識を深め、新しい教材解釈や指導法を模索する力を身につける。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題の達成状況および討論への積極的参加度50%+期末レポート50%=計100%(合計60%以上で合格)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

プロジェクト型PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 対話型の授業を通じて、コミュニケーション能力と課題解決能力の育成を目指す。
教科書 ・ヘルマン・ヘッセ(高橋健二訳)『ヘッセ全集 2 (車輪の下)』新潮社
・魯迅(竹内好訳)『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇』岩波文庫,1981年2月改版
参考書 ・ヘルマン・ヘッセ(岡田朝雄[訳])『少年の日の思い出:ヘッセ青春小説集』草思社(文庫)
・渡辺勝『ヘルマン・ヘッセと日本人』角川書店
・魯迅(竹内好[訳])『魯迅文集』第1巻,筑摩書房
・魯迅(藤井省三[訳])『故郷/阿Q正伝』光文社(古典新訳文庫)
・藤井省三『魯迅―「故郷」の風景―』平凡社
※その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日と火曜日の昼休み(※その他の時間も相談に応じる)
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 国文学特論ⅡA
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 近代文学,翻訳文学,比較文学,中学校の国語教育
Key Word(s) Modern Literature, Foreign Literature, Comparative Literature, Japanese education of Junior High School
学修内容 第1回…イントロダクション:文学教材と翻訳作品
第2回…少年の日の思い出①:ヘルマン・ヘッセについて
第3回…少年の日の思い出②:高橋健二訳と国語教科書
第4回…少年の日の思い出③:高橋健二訳の変遷
第5回…少年の日の思い出④:岡田朝雄訳との比較
第6回…少年の日の思い出⑤:ヘルマン・ヘッセ「車輪の下」との比較
第7回…少年の日の思い出⑥:有島武郎「一房の葡萄」との比較
第8回…少年の日の思い出⑦:まとめ
第9回…故郷①:魯迅について
第10回…故郷②:竹内好訳と国語教科書
第11回…故郷③:竹内好の新旧訳の比較
第12回…故郷④:他の翻訳(佐藤春夫訳・増田渉訳・藤井省三訳など)との比較
第13回…故郷⑤:チリコフ「田舎町」との比較
第14回…故郷⑥:松本清張「父系の指」との比較
第15回…故郷⑦:まとめ
レポート提出
事前・事後学修の内容 毎回の授業時に指示する課題を必ず行うこと。

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