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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・国際理解・現代社会理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 国際理解特殊講義
こくさいりかいとくしゅこうぎ
Lecture Course in International Understanding
授業テーマ 国際協力入門
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-ILEC1211-014
開放科目 非開放科目    
分野 人文 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 奥田 久春(教養教育院)

OKUDA, Hisaharu

実務経験のある教員 青年海外協力隊(ジンバブエ)、国際協力事業団(JICA)短気専門家(インドネシアHEDSプロジェクト)、国際協力機構(JICA)企画調査員(サモア)の経験から、国際協力の理論と実践とを論じていく。
また、ゲストスピーカーとして認定NPO法人テラルネッサンス、国際協力機構(JICA)にて国際協力の現場にて実務を担当している方をお招きする。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 社会や科学技術の発展著しい今日の国際社会において、なおも経済格差、教育、貧困、紛争、環境や自然災害、感染症など多くの課題がある。最近では地球規模の課題として認識されるようになってきており(MDGsやSDGs)、日本も先進国の一員として独自に、また国際機関や他ドナー、NGOなど様々なアクターとともに国際協力を展開している。本授業では、開発援助・協力の基礎理論と潮流、基礎教育・高等教育といった教育分野、環境保全、平和構築、貧困やジェンダーなどのテーマ別の課題、またアフリカやアジアといった地域別の課題、NGOやODAにおける様々な事業別の取り組みなど、基本的な知識だけでなく、それらをどのように考えればいいのかについて学ぶ。特にSDGsを深く理解することが求められるが、SDGsを踏まえた新たな国際協力の可能性について考えていけるようにする。本授業では講義に加え、国際協力の現場に様々な立場で関わるJICA職員の方やNGOの方、本学教員をゲストスピーカーとしてお招きし、理論と実践について考えていくとともに自身のキャリア形成への気づきを得るようにする。またグループ・ディスカッションを通して国際協力手法も学ぶようにしている。授業全体を通して、従来の先進国と開発途上国という枠組みを超えたグローバルな視野を得ることを最終目的とする。
学修の目的 ・開発援助・協力の変遷とSDGsの意味について深く理解する。
・教育分野、環境、平和構築といった様々なグローバルイシューと途上国の開発課題について基本的な知識を得る。
・アジアやアフリカなど地域別の課題の特徴や構造を理解する。
・日本および国際社会の様々なアクター(政府、市民社会、民間企業、国際機関、NGO等)による国際協力の取り組みを事業別にて理解する。
・国際協力の最前線で取り組む実務者による体験談を通して、国際協力や国際ボランティアに取り組むためのきっかけを得る。
・開発の諸問題を踏まえつつ、国際協力の取り組みについて自ら考える思考力を高める。
学修の到達目標 ・開発援助・協力の変遷とSDGsの意味について理解した内容を議論に活用できる。
・教育分野、環境、平和構築等のグローバルイシューと途上国の開発課題について現状と課題について基本的な知識を整理して、理解し、説明することができる。
・地域によって課題が異なることを理解し、その特徴を論理的に整理して、説明することができる。
・日本および国際社会の様々なアクター(政府、市民社会、民間企業、国際機関、NGO等)による国際協力の取り組みを事業別に整理して、理解し、説明することができる。
・国際協力をめぐるイシューについて、自分自身の意見を持ち、グローバル社会の一員としての見識と行動力を持つことができる。
開発の諸問題を踏まえつつ、国際協力の取り組みについて自ら考えたことを示すことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 最終レポート40%、振り返りシート30%、中間レポート・グループディスカッション・授業での発言等参加姿勢30%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 一方的な講義スタイルにせず、学生同士のディスカッションの機会も複数回設け、また質疑応答など学生との対話を重視した授業を進めていきます。
教科書 授業中に適宜プリントを配布する。
参考書 授業中に適宜指示する。
オフィスアワー 月~金 11:00~17:00  場所:教養教育1号館  212
但し授業時間帯、会議等など不在のこともあるため、事前の連絡が望ましい
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 特になし
その他 国際協力に興味・関心があり、将来そうした業務に就いてみたい、或いは身近な国際協力に関わってみたいという学生の積極的、主体的、能動的な学習を期待しています。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード SDGs、国際協力、ODA、NGO、開発途上国、地球規模課題
Key Word(s) SDGs, International Cooperation, ODA, NGO, Developing Countries, Global Issues
学修内容 1. ガイダンス:国際協力とは
2. 近代化と開発の諸問題-SDGsの意味
3. 日本の国際協力
4. グローバルイシューにおける国際協力(教育)①
5. グローバルイシューにおける国際協力(教育)② 
6. グローバルイシューにおける国際協力(環境保全と大学の取り組み)
7. グローバルイシューにおける国際協力(平和構築とNGOによる取り組み)
8. グローバルイシューにおける国際協力(貧困・ジェンダー)
9. 国際協力の仕事とキャリア形成 (JICA職員による体験談)
10. 中間グループディスカッション(国際協力模擬プロジェクトを作る)
11. 国際機関、様々なドナーによる開発援助と援助協調
12. 地域別課題(アフリカ)と日本のODA
13. 地域別課題(アジア)と日本のODA
14. 事業別取り組み(民間連携、草の根技術協力)
15. グループ・ディスカッション

JICA職員、大学教員等さまざまな立場で国際協力に関わってきた専門家・実務者をゲストスピーカーとして招いた授業も行う。ゲストスピーカーの日程によって授業回が変更することがある。また受講生のニーズに沿って、一部内容を追加・変更することもある。
事前・事後学修の内容 必要に応じ指示する。

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