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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 高等学校専修免許(水産)の取得を目指す学生を対象とする |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 魚類学演習 | |
ぎょるいがくえんしゅう | ||
Seminor on Ichthyology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Life-5372-013
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
通年 |
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開講時間 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 淀 太我(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻) | |
YODO, Taiga | ||
実務経験のある教員 | 淡水魚の生態を調査研究する実務職に3年間従事していた経験を活かし,実際に魚類を研究対象として扱うための手法を実務的に指導する。 | |
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 魚類標本並びに生鮮状態の魚類を用いて,魚類の採集,標本作成,解剖,生態学的解析の手法についての演習を行う. |
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学修の目的 | 魚類に関する採集から生態学的解析までの一連の手法を習得することによって,大学院レベルの高度な生態研究の対象生物として魚類を取り扱うことができるようになる. |
学修の到達目標 | 魚類を採集し,標本を作成し,解剖して必要な組織を採取することができるようになる.また,年齢や食性,成熟状態などについて解析することができるようになる. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 取り組み50%,成果物50%. |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 魚類学実験テキスト(岸本ほか編,東海大学出版会),魚学入門(岩井保,恒星社厚生閣),魚類標本の作製と管理マニュアル(本村浩之編,鹿児島大学総合研究博物館) |
参考書 | 日本産魚類検索(中坊徹次編,東海大学出版会),Fishes of the World, 4th ed. (J. F. Nelson, Wiley) |
オフィスアワー | 金曜12:00~13:00,613室 |
受講要件 | 水産生物学特論を履修済,あるいは履修中であること. 高等学校専修免許(水産)の取得を目指す学生を対象とする |
予め履修が望ましい科目 | 特になし. |
発展科目 | 特になし. |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 魚類・標本・生態・生活史 |
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Key Word(s) | Fishes, Ecology, Life history |
学修内容 | 第1回~第7回:魚類の採集と標本作製 第8回~第11回:魚類の解剖. 第12回:年齢・成長解析. 第13回:食性解析 第14回:生殖腺解析 第15回:安定同位体比分析 |
事前・事後学修の内容 | 予習項目: 第1~第7回 採集に向かう水域に生息が予想される魚種を図鑑や文献からピックアップする(60分/週)。 採集場所の環境をインターネット地図等を活用して予習し,どのような漁具等装備が適切か 考え,準備する(60分/週) 第8~11回 解剖に供する魚種の生態的特徴について,専門書籍や論文を用いて予習する(120分/週) 第12回 魚類の年齢形質および年齢査定方法,成長の解析手法について,専門書や論文を用いて 予習する(120分) 第13回 解析に供する魚種の食性について専門書や論文を用いて予習する(60分)。 胃内容物として想定される生物群の形態的特徴について専門書や論文を収集し予習する (60分) 第14回 生殖細胞(卵母細胞,精母細胞等)の発達段階について,専門書や論文を用いて予習 する(120分) 第15回 安定同位体比分析の概念や手順について,専門書や論文を用いて予習する(120分) 復習項目: 第1~第7回 作製した標本を基に,詳細な観察を行い,図鑑を参照して種同定を完成させる (各120分/週) 第8~11回 解剖によって得られた形態的所見と,予習で得た生態的特徴を照らし合わせ,形態と機能や 生態とのかかわりについて考察する(120分/週) 第12回 解析に供した種あるいはその近縁種についての文献を読み,比較する(120分) 第13回 解析に供した種あるいはその近縁種についての文献を読み,比較する(120分) 第14回 生殖腺の組織像からその魚種の繁殖生態を考察する(120分) 第15回 安定同位体比の値の補正を行い,生態を解釈する(120分)。 |