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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 浅海増殖学演習
せんかいぞうしょくがくえんしゅう
Seminar on Shallow Sea Aquaculture
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5372-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

確定次第連絡する。

開講時間 火曜日 9, 10時限
確定次第連絡する。
開講場所 確定次第連絡する。

担当教員 吉松 隆夫(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻),筒井 直昭(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

YOSHIMATU Takao; TSUTSUI Naoaki (Graduate School of Bioresouces)

実務経験のある教員 演習を担当する吉松隆夫教授,筒井直昭准教授ともに国の研究機関である国立研究開発法人での勤務経験を有する。吉松隆夫:国立研究開発法人水産教育・研究機構増養殖研究所,筒井直昭:国立研究開発法人国際農林水産業研究センター。

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 世界的な食糧問題,環境問題と,その解決のための方策を,講義,文献研究,議論を通して学び,浅海を利用しての生物生産の意味と意義を再確認する。すなわち,さまざまな水産生物,とくに有用魚介類の増養殖と種苗生産,および養成にかかわる技術や問題点を多面的見地から総合的に理解し,さらに正しく運用・開発してゆく高度な能力を,本演習を通して養う。
学修の目的 世界的な食糧問題,環境問題と,その解決のための方策を学び,議論し,自らが三重大学大学院生物資源研究科で学ぶことの意味および意義を再確認する。さまざまな水産生物,とくに有用魚介類の増養殖と種苗生産技術を多角的見地から総合的に理解し,さらに正しく運用・開発してゆく高度な能力を演習を通して養う。
学修の到達目標 有用魚介類の増養殖と種苗生産技術を多角的見地から総合的に理解し,さらに正しく運用・開発してゆく高度な能力を得る。その結果,公務員試験等の農学,水産学分野の専門的な試験内容に的確に,正しく対応ができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験,課題レポート,議論参加への積極性等で総合的に成績は評価する(配分は未定)。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 最新の学術論文を可能な限り用いる。パワーポイント等IC教材を積極的に取り入れ演習内容の理解の手助けとする。
教科書 特になし。適宜資料等を配布する。
参考書 特になし。適宜資料等を配布する。
オフィスアワー 火曜日~木曜日17:00-18:00,616号室,614号室(予約不要)
受講要件 将来,水産試験場や研究所,教員,あるいは専門性の強い民間企業など,この分野の研究職,教育職,技術職に就職することを考えている人は受講が強く望まれる。
予め履修が望ましい科目 学部浅海増殖学,学部水族増殖生態学,学部浅海増殖学実習等
発展科目 大学院博士前期課程:浅海増殖学特論(Advanced Study in Shallow Sea Aquaculture)
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目(注:必ず入学年度の学習要項で確認してください)。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 水産,増養殖,浅海域,食糧生産,有用魚介類,種苗生産,初期餌料生物,病害防除,健康管理
Key Word(s) Shallow Waters, Aquaculture, Seedling Production, Aquatic Animals, Live foods, Fish Health.
学修内容 1.本演習の紹介,授業計画の説明(第1回目,吉松隆夫・筒井 直昭)
2.日本における水産増養殖の現状と問題点,展望(第2回目,筒井 直昭)
3.世界における水産増養殖の現状と問題点,展望(第3回目,吉松隆夫)
4.主要な種苗生産の対象種について:魚類を中心として(第4, 5回目,筒井 直昭)
5.主要な種苗生産の対象種について:甲殻類等を中心として(第6, 7回目,吉松隆夫)
6.有用海産魚介類の種苗生産の技術と問題点(第8, 9回目,吉松隆夫)
7.主要な海産魚類と淡水産魚類の種苗生産技術(第10, 11回目,筒井 直昭)
8.主要な甲殻類,軟体動物等の種苗生産技術(第12, 13回目,吉松隆夫)
9.初期餌料生物の種類とその培養・利用法(第14, 15回目,吉松隆夫)
10.仔稚魚の消化吸収特性と栄養学,飼餌料の特性(第16-18回目,吉松隆夫)
11.初期餌料生物の持つ栄養価の改善:脂肪酸を中心にして(第19-21回目,吉松隆夫)
12.種苗生産過程で発生する魚病被害の現状と対策(第22-24回目,筒井 直昭)
13. 仔稚魚の飼育環境と疾病(第25, 26回目,筒井 直昭)
14.水生生物の生体防御(第27回目,筒井 直昭)
15.水生生物の病害防除の方法論(第28-30回目,筒井 直昭)
16.期末試験の実施とその解説(最終回:吉松隆夫・筒井 直昭)
演習の進捗具合等の事由により変更の可能性がある。
事前・事後学修の内容 講義で興味を持った内容,疑問に感じた事項に関する成書や解説書,事業報告書などに自主的にあたり理解を深める努力を求める。

毎週2時間分の授業準備と講義内容の学習効果向上のための和文,英文の関連科学論文の精読による読解の課題を課す。

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