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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | 選択必修 |
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授業科目名 | 作物生態生理学特論 | |
さくもつせいたいせいりがくとくろん | ||
Advanced Crop Ecology and Physiology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-5171-009
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
火曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 〇長菅 輝義(生物資源学研究科FSセンター附帯施設農場)、奥田 均(生物資源学研究科FSセンター附帯施設農場), | |
〇NAGASUGA,Kiyoshi, OKUDA,Hitoshi | ||
実務経験のある教員 | 教員名:長菅輝義 実務経験:独立行政法人農業生物資源研究所特別研究員、稲の子実生産に関する生理学的研究に従事した。 講義内容との関連性:稲の子実生産のについて、乾物生産や光合成との関係から改良する研究を実施した。 教員名:奥田均 実務経験:元農水省果樹研究所カンキツ研究部栽培生理研究室室長、国研にて約20年間カンキツの生理研究(花芽形成、生理落果、水管理)に従事。 講義内容との関連性: 果実の生産性や品質の向上を目標に据え、カンキツ樹の水分生理に関する研究に長年にわたり従事。高品質果実生産のための水管理技術を開発・改良してきた。 |
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SDGsの目標 |
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授業の概要 | 植物の生産性の極大化や品質の向上につながる物質生産とこれに強く関与する水分生理に関する基礎知見ならびに最新の研究成果について参考書や最新の文献を利用しながら講義する。取り上げる分野として水分生理関係では、植物の維管束系の構造、吸水、輸送、蒸散の仕組みと環境に応じた調節機構、栄養成長・生殖成長(果実発育)と水の通導性などを、物質生産関連では農作物の収量メカニズムと乾物生産との関係、および乾物生産の構成要素である光合成、呼吸、物質分配、これらの要素の環境応答および根の養水分吸収特性などである。 |
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学修の目的 | 植物の水分生理、物質生産に関連する研究の歴史ならびに最前線を知ることで、時間と領域を軸にした研究の二次元的展開について理解できるようにする。 高等学校学習指導要領の「生物」における生命現象と物質(呼吸、光合成)、生物の環境応答(植物の環境応答)、生物の体内環境の維持に関連する科目である。 |
学修の到達目標 | 鍵となる論文紹介などをまじえて、研究史をたどることで研究の展開、進め方について理解できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | レポート100% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 特になし 授業進行用の資料はパワーポイントを利用、関連文献などはmoodle上に配置する |
参考書 | 「植物生理学」テイツザイガー編(培風館) |
オフィスアワー | 講義終了後,教室で。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 食用作物学,園芸植物生理学 |
発展科目 | |
その他 | 集中講義で対応する場合あり。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 食用作物,園芸作物,光合成、水分生理、乾物生産 |
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Key Word(s) | edible crops, horticultural crops, photosynthesis, water relations, dry matter production |
学修内容 | 第1回:植物が水をあげるしくみ(担当:奥田) 第2回:植物の水輸送経路(アポプラスト、シンプラスト経由)(担当:奥田) 第3回:植物の水輸送の原動力(担当:奥田) 第4回:エンボリズムとキャビテーション(担当:奥田) 第5回:栄養成長と水の通導性(担当:奥田) 第6回:生殖成長(果実発育)と水の通導性(担当:奥田) 第7回:養分の転流(担当:奥田) 第8回:植物の水分状態を示す指標とその測定原理(担当:奥田) 第9回:乾物生産と収量形成(担当:長菅) 第10回:作物の乾物生産とエネルギー(担当:長菅) 第11回:乾物生産と光合成(担当:長菅) 第12回:乾物生産と呼吸(担当:長菅) 第13回:光合成産物の分配と収量(担当:長菅) 第14回:乾物生産と環境要因(担当:長菅) 第15回:根系の形態構造と養水分吸収(担当:長菅) |
事前・事後学修の内容 | 各課題について関連する文献などを予め配布するので予定範囲を次回の授業までに2時間かけて予習し、疑問点などを整理しておく。授業後は2時間かけて講義内容と照合して理解の深化を図る。 |