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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 生物物性学特論
せいぶつぶっせいがくとくろん
Advanced Biopolymer Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5271-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
開講場所

担当教員 岡垣 壮、大井淳史(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

Tsuyoshi Okagaki, Atsushi Ooi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 体内での栄養素や老廃物の運搬は全身を循環する血液を通しておこなわれる.血管は単なる血液を通すパイプのように機能するのではなく,内皮細胞,平滑筋細胞,血球細胞など種々の細胞が関与して複雑な調節を受けている.そこでこれらの細胞の機能と役割について解説する.
学修の目的
学修の到達目標 血管平滑筋細胞は動脈硬化症になると形質変換をおこし合成型とよばれる収縮能を失った細胞に変化して増殖をするようになる.この現象を試験管内で再現して関与するタンパク質の遺伝子の発現パターンを解析する方法について学習する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 輪読時の評価80 % ,レポート20%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 近年この分野は急速に進歩しているので最新の論文の内容を追加した.
教科書 特に指定はしない,時々論文のコピーを配付
参考書
オフィスアワー 水曜日,午後1時ー5時,734室
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 生物物性学演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 内皮細胞、平滑筋細胞、PDGF、形質変換、動脈硬化症
Key Word(s) endothelial cell, smooth muscle cell, platelet-derived growth factor, phenotypic modulation, atheroscrelosis
学修内容 第1回 血管生物学の始まり
第2回 血管を構成する細胞の種類と機能
第3回  血管を構成する細胞の構造と構成タンパク質
第4回 動物細胞培養の方法(初代培養と細胞株の単離),                        
第5回 細胞周期と細胞増殖,                                       
第6回 血管平滑筋の形質変換
第7回 形質変換時における発現タンパク質のスイッチング            
第8回 増殖に影響をおよぼす薬物(PDGF受容体)
第9回細胞の画分(核、細胞質、ミトコンドリア)
第10回免疫のしくみ(クローン選択説)
第11回抗体の作成方法                                  
第12回 抗体を利用した検出方法(間接蛍光抗体法およびウェスタンブロッティング)
第13回 筋肉タンパク質の物性変化の測定
第14回 筋肉タンパク質の溶液中での平衡状態の測定
第15回 筋肉タンパク質の溶液中での集合と解離
第16回 期末試験
事前・事後学修の内容 授業中にメタボリックシンドローム、動脈硬化症、筋肉タンパク質の関する資料を配布するのであらかじめ予習すること。毎回の講義の予習と復習に4時間を必要とします。

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