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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)資源循環学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 海洋資源経済学特論
かいようしげんけいざいがくとくろん
Advanced Marine Bioresources Economics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-5371-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 1, 2時限
開講場所 343号室

担当教員 常 清秀(生物資源学研究科資源循環学専攻)

Qingxiu Chang

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 日本漁業の現状をより深く理解するために、漁業の歴史的考察が必要。当講義は、日本の漁業政策の歴史の学習を通じて、今日に漁業が抱えている諸課題を制度論的・システム論的な観点から考察し、問題解決の糸口を探る。
学修の目的 日本漁業政策の歴史を振りかえと現行制度の学習を通じて、日本の漁業・漁村・水産業に対する理解を深めると同時に、歴史的視点から考察力と、現状分析の能力を高めることを目的とする。
学修の到達目標 漁業に関する諸知識(漁業調整、漁業の雇用形態、賃金形態、漁業の民主化、漁業制度の改革、漁場の性格、漁村社会とは等々)を取得しながら、日本漁業が抱えている諸課題を歴史的観点から制度論、システム論的にある程度議論できるようになること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 受講姿勢と議論への参加度により総合評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 活発な議論ができるように様々な課題設定をするように工夫する。
教科書 特になし。講義資料を適宜に配布する。
参考書 ・平沢豊著「日本の漁業ーその歴史と可能性ー』NHKブックス383(1981)
・小沼勇著『漁業政策百年 その経済史的考察』社団法人農山漁村文化協会出版(1988)
・金田禎之著『新編 漁業法のここが知りたい』成山堂書店(2003)
・牧野光琢著『日本漁業の制度分析ー漁業管理と生態系保全ー』恒星社厚生閣(2013)
・加瀬和俊著『漁業「特区」の何が問題か』(漁協ブックレット)三報社株式会社(2013)
・小松正之・有薗眞琴著『実例でわかる 漁業法と漁業権の課題』成山堂書店(2017)
・片野歩・坂口功著『日本の水産資源管理―漁業衰退の真因と復活への道を探る―』慶應義塾大学出版会(2019)
オフィスアワー 適時行う。ただし、あらかじめ連絡しておくこと
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 海洋資源経済学演習、水産経済学、フードシステム論
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 漁業史、漁業制度改革、漁業権漁業、許可漁業、区画漁業権、漁業調整、漁業(漁場)紛争、地代、漁業管理制度、漁村、社会システム
Key Word(s) History of fishery policy, Fishery system reform, Fisheries based on fishery right, licensed fisheries, Demarcated fishery right, Fishery adjustment, Fishing ground trouble, Rent, Fishery regulating system, Rural district, Social system
学修内容 1.漁業における資本主義の発達
2.戦後漁業政策の展開
3.漁業制度改革の諸問題
4. 関連文献の閲読と討論(1)
5. 関連文献の閲読と討論(2)
6.漁業権と漁業協同組合
7.漁業における地代論
8.漁村の構造と漁村社会
9.漁業環境の変化と今日漁業が抱えている諸問題の整理
10.先行研究および関連文献の閲読(3)
11.漁業法改革のポイント整理(討論・4)
12.高齢者問題(討論)(5)
13.後継者問題(討論)(6)
14.漁業制度と漁家経営(討論)(7)
15.漁村地域経済の再編(討論)(8)
16.漁業制度・政策改革の方向性(総合討論・9)
事前・事後学修の内容 事前学修は関連先行研究および文献の閲読を中心とする。課題毎に必要な学習時間はおよそ3-4時間と想定している。事後学修は主に課題の整理と討論資料の作成であり、準備にあたっておよそ4-5時間が必要と想定している。

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