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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 1年次
選択・必修 必修
学科必修科目
授業科目名 農林学総論
のうりんがくそうろん
Introduction to Agriculture and Forest Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2021-003
開放科目 開放科目    
 
市民開放科目
開講学期

後期

開講時間 金曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 ○石川知明,長屋祐一

○ISHIKAWA,Tomoaki, NAGAYA, Yuichi

実務経験のある教員 長屋祐一;農業生産工程管理手法の一つであるJGAPの認証を審査するJGAP審査員資格を所有し,審査・認証機関に所属して審査業務を行っている.この実務経験は本科目で教授するGAP関連の知識・仕組み・実際(現場の状況)を教えるために役立っている.

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 この授業科目は,農業と林業の産業としての側面,環境との関わり,農業従事者の生活スタイルや,地域との関わりについて,わが国の実態と国の施策の観点も含め,多層的に解説し知識を習得する.また,農業および林業で使用する植物の物質生産特性,栽培技術特性,成長および収量特性について基礎的な知識の習得を高めるとともに,今後の農業や林業の在り方について自分なりの方向性が決定できるように配慮する.
なお,農業と林業の領域別に,担当教員を割り当てている.
学修の目的 この授業科目は,農業と林業の一般的な生産様式とこれに関連した事項を広く理解するため,生産基盤とともに,自然との関わり,人との関わり,地域との関わりなどの複合関連事項を習得し,農林業の役割と環境に及ぼす相互影響について基礎的な知識,技能,技術,品質特性や生産特性および利用について活用できる態度と能力を育てることを目標とする.
学修の到達目標 農業や林業について,産業としての現状と課題,生産技術を構築する学術的な知見,技術な要素技術,および,これらの産業を取り巻く社会構造について説明することができる.
農業と林業を構成する要因を多面的に分解するして説明することができ,また,それぞれを組み合わせることで有益な知識や技能に変換されることを理解できる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 個別課題(20%),期末試験(80%), 計100%.全体で60%以上の得点を獲得した者に単位を認定する.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 特に指定しない.
参考書 食料・農業・農村白書(農林水産省),森林・林業白書(農林水産省)
図集・作物栽培の基礎知識(千葉浩三,農文協),有機栽培の基礎知識(西尾道徳,農文協)
オフィスアワー 石川(水曜日13-14時,507号室),長屋(水曜日12-13,360号室)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
環境教育に関連した科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 農業,農業生産,農業生態系,森林科学,林業,生態系保全
Key Word(s) agriculture, agricultural production, agro-ecosystem,Forest Science, Forestry, Forest Ecosystem
学修内容 講義回ごとに,テーマ,担当者,キーワードの順で示す.

第1回:ガイダンスと農業の現状(担当:長屋祐一)食料自給率,和食,6次産業,地域の活力創造プラン,健康と食料安全保障
第2回:農業の役割,農業生産について(担当:長屋祐一)農林業のポテンシャル,生産規模,農村文化,多面的機能,日本型直接支払制度
第3回:圃場利用型農作物生産(担当:長屋祐一)イネ,ムギ,ダイズ,作付体系,土壌改良
第4回:施設利用型農作物生産(担当:長屋祐一)野菜,ハウス管理技術,施肥調節技術,環境制御,ICT.
第5回:飼料生産,家畜生産,エネルギー生産(担当:長屋祐一)サイレージ,リキッドフィーディングバイオエタノール,メタン発酵,
第6回:農業の持続的な発展に関する技術と施策(担当:長屋祐一)GAP(農業生産工程管理),環境保全型農業,自然農,有機農業.
第7回:里地里山の暮らし,獣害と農業(担当:長屋祐一)獣害,獣害対策,地域文化,地域通貨,地域内資源循環,
第8回:農業のまとめ(担当:長屋祐一)
第9回:森林の多面的機能と我が国の森林整備(担当:石川知明)森林の多面的機能,森林整備の意義,森林の荒廃と復旧,林業の低迷,地球温暖化
第10回:東日本大震災からの復興(担当:石川知明)復興への木材の活用,森林の放射線対策,安全な林産物の供給
第11回:我が国の森林と国際的取組(担当:石川知明)森林の整備・保全の基本方針,森林保全の動向,国際的な取り組みの動向
第12回:林業と山村(担当:石川知明)林業生産,林業経営,特用林産物,山村の活性化
第13回:木材需給(担当:石川知明)世界の木材需要,我が国の木材需要,木材価格,違法伐採
第14回:木材産業(担当:石川知明)製材,集成材,合板,住宅,木質バイオマス
第15回:林業のまとめ(担当:石川知明)
定期試験
事前・事後学修の内容 講義に関した事項について事前学習すること.
講義中は,板書のみならず,メモを取ること.
講義後は,配布された資料やノートを見直すこと.

予習:各回2時間、復習:各回2時間 内容については、各回の講義内容に即 したものとし、具体的には各回の講義中に指示する。

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