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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・全教育コース
学部(学士課程) : 1年次
選択・必修 必修
学科必修科目
授業科目名 生態圏循環学
せいたいけんじゅんかんがく
Ecological and environmental sciences
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-2021-002
開放科目 開放科目    
  他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
市民開放科目
開講学期

後期

開講時間 月曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 ○取出 伸夫(共生環境学科),渡邊晋生(共生環境学科)

○TORIDE Nobuo, WATANABE Kunio

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 生態系における水循環,エネルギーバランス,炭素・窒素循環などの物質循環について,物理的な視点から講義する.特に相変化を伴う水循環とエネルギーの流れに焦点を当て,グローバルスケールから農地や林地の土壌圏スケールにおける水循環の物質循環に果たす役割を学ぶ.また,土壌・植物・大気系における樹液流と蒸散・光合成,微生物バイオマスによる有機物分解など土壌生態系における炭素・酸素循環,窒素循環を解説する.
学修の目的 グローバルスケールと土壌圏スケールにおける生態系の水,エネルギー,物質,運動量の輸送について,質量保存則,運動方程式に基づくエネルギー保存則と運動量保存則,エントロピー増大の法則の視点から理解し,物理法則と物質循環に関する知識を得る.
学修の到達目標 相変化を伴う水循環が様々なスケールにおいて物質,エネルギー,エントロピーの流れを与えていることを理解し,水循環の環境問題に果たす役割を理解する.また,二酸化炭素の固定化と酸素の製造を行っている植物の光合成について,物理化学的視点から理解する.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート100%(60%以上で合格)
講義内容に関する6課題程度のレポートにより判定する.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 レポートにより学生の理解度を確認し,また授業に対する要望等を書いてもらうことにより,適宜,授業改善を行う.
教科書 講義資料は適宜,Moodleを用いて配布する.
参考書 物理学に基づく 環境の基礎理論―冷却・循環・エントロピー 海鳴社 勝木渥
地球環境の物理学 (図解雑学) ナツメ社 広瀬 立成
物理学に基づく環境の基礎理論 勝木渥 海鳴社
植生のリモートセンシング 森北出版 久米篤・大政謙次
光合成の科学 東京大学出版 東京大学光合成教育研究会
オフィスアワー 随時受け付け.部屋番号574.
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 土壌物理学,植物・土壌と水,土壌圏循環学
生物情報工学
地球規模水循環気象学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 水循環,炭素循環,窒素循環,土壌,光合成,質量保存則,運動方程式,エネルギー保存則,運動量保存則,エントロピー増大の法則
Key Word(s) Water cycle, Carbon cycle, Nitrogen cycle, Soil, Photosynthesis, Mass conservation, Energy conservation, Momentum conservation, Entropy increase
学修内容 1.基礎編1:生態圏循環学の概要  
2.基礎編2:太陽から地球へのエネルギー流入
3.基礎編3 保存則(エネルギー・物質) レポート1
4.エントロピー増大と定常開放系
   持続的な地球と物質循環
5.マクロな水循環 生きている地球    レポート2
6.生態系を科学する視点
7.植物と光合成1 系,熱力学の法則
8.植物と光合成2 光合成と二酸化炭素固定 レポート3
9.土壌中の微生物 窒素・炭素循環
10.土壌中の微生物 窒素・炭素循環   レポート4
11.光合成,フェノロジーと代謝,指標
12.食遷移               レポート5
13.土壌中の水分・熱の流れ
14.土中の物質循環と水の役割
15.土壌汚染(土中におけるセシウムの移動) レポート6
事前・事後学修の内容 講義で学んだことを復習し,これから卒業までに学びたい項目について整理する.また,計6回のレポートを作成する.
第1回 事後学修 4時間
第2回 事後学修 4時間
第3回 事後学修 4時間
第4回 事後学修 4時間
第5回 事後学修 4時間
第6回 事後学修 4時間
第7回 事後学修 4時間
第8回 事後学修 4時間
第9回 事後学修 4時間
第10回 事後学修 4時間
第11回 事後学修 4時間
第12回 事後学修 4時間
第13回 事後学修 4時間
第14回 事後学修 4時間
第15回 事後学修 4時間

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