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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・現代科学理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 医学医療B
いがくいりょうびー
Medical Science and Care B
授業テーマ 教養人の健康食品科学
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-comp-MEDN1312-003
開放科目 非開放科目    
分野 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 木曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 玉利 健悟

Kengo Tamari

k-tamari@ars.mie-u.ac.jp

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要  わたしたちの生活には多くの健康食品が存在し、同時に多くの問題がニュースを賑わしている。これらは多くの国民が健康食品の定義や、その機能を理解していないことにも一因がある。
 本授業では、健康食品を題材に、批判的思考を学び、科学リテラシーの向上を図るため、3つ構成を行っている。
1.健康食品に対する正しい知識と捉え方、問題点、これからの課題を講義する。
2.血糖、血圧の低下や、免疫、アレルギー抑制など、具体的な作用を人体の基礎的仕組みを通して講義する。
3.得た知識を定着させるため、グループで演習や食品成分を科学的調査を行う。
 受講者はメディアや科学に対するリテラシーの教育だけでなく、消費者としての正しい考え方も身につけてもらいたい。また、身近なものを題材としているため、卒後学生の情報発信など社会貢献も期待される。
以上、文系、理系問わず受講を希望する。
学修の目的  健康食品について批判的評価できるようになるために、以下の力を身につける。
1.健康食品に関連する基礎的な人体の知識
2.科学調査を行い、問題点などをレポートにまとめる能力
3.グループ学習を通して受講生同士が問題点を共有できる能力
学修の到達目標 ・身近な健康食品について興味を持ち、批判的評価をすることができる。(C評価)
・健康食品の成分が人体のどの部分にどの様な変化を生じさせるか説明できる。(B評価)
・健康食品について自発的に調査し、問題点を明らかにすることができる。(A評価)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 各回の演習 50% 最終レポートと発表 50%
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義終盤で演習形式の小テストを通して、各回の復習を講義時間内に行うことで、知識の定着を促す。また、Moodleを活用し、いつでもこの授業に関する疑問に答える体制を整えている。
教科書 特になし 講義中に資料を配布
参考書 解剖生理学(メディカ出版) 解剖生理学(医学書院)
オフィスアワー 木曜日から金曜日の12:00~13:00
受講要件 理系・文系問わない
予め履修が望ましい科目 生物学が履修されていると理解が早い
発展科目 特になし
その他 15年度に「医学医療A 教養人の健康食品科学」履修し、単位を取得した学生は履修できません。 

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 健康食品 医学 生命科学
Key Word(s) Health food Medicine Life science
学修内容 第1回 オリエンテーション
第2回 健康食品とは
第3回 消化吸収1(血糖上昇抑制成分)
第4回 消化吸収2(腸内細菌叢)
第5回 ホルモンと骨1(骨粗鬆症予防)
第6回 ホルモンと骨2(歯の栄養成分)
第7回 高血圧予防1(心臓、血管、腎臓)
第8回 高血圧予防2(脳と神経)
第9回 高血圧予防3(自律神経)
第10回 生体防御1(免疫)
第11回 生体防御2(アレルギー)
第12回 健康食品調査レポートについて(グループワーク形式)
第13回 食の安全とリスクと査読1(グループワーク形式)
第14回 これからの健康食品と査読2(グループワーク形式)
第15回 健康食品調査の発表会(グループワーク形式)
(試験)最終レポート
事前・事後学修の内容 予習:医学、健康食品に関連した教科書を予習すると良い。また、普段から健康、医学、医療に関わるメディアの情報を得る努力をしておくこと。
復習:一日の講義で行った知識をもう一度覚え直してほしい。また、Moodleにていつでも質問を受け付けるので、疑問に思うことがあればすぐに解決してほしい。

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