三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2012年度以降入学生用(文化)
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 哲学概論A
てつがくがいろんえー
Introduction to Philosophy A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult1100-032
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 7, 8時限
開講場所

担当教員 薄井 尚樹(人文学部)

USUI, Naoki

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 「哲学」という学問があります。名前だけ聞くと、なにか難しそうなイメージがわいてきますが、実はそうでもありません。哲学の出発点はとても素朴な問いにあります。

私たちは本当にこの世界のことを知っているのだろうか。私たちはお互いに心があることを当たり前に思っているけれど、実際のところ「心」ってどこにあるのだろう。ひとを傷つけることはいけないことだと教わってきたけれど、その根拠はなんだろう。私たちは他人を信頼すべきなのだろうか。科学はなぜ「正しい」のだろうか。...

この講義では、こういった日常的な疑問から出発して、哲学の主要なトピックを紹介していきます。
学修の目的 哲学がどのような学問であるのかを理解し、哲学の主要問題についての知識を得る。
学修の到達目標 1. 哲学という学問の見取り図を整理できる。
2. 哲学の基本問題を理解できる。
3. 問題を論理的に分析するための方法論を身につけることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験70%、レスポンスペーパー30%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 ・毎回の講義では、質問・要望欄を設けたレスポンスペーパーを配布する。学生からの質問には次回の講義の冒頭で回答し、指摘された要望を取り入れることで柔軟な内容改善を図る。
・パワーポイントにより視覚的にアピールすることで学生の理解度の向上に努めつつ、一方的な講義形態にならないように、板書を交えつつ学生との対話を図る。
・全講義を通じて数回コンセプトマップを学生に作成させる機会を設ける。それを通じて学生に知識の整理をおこなってもらい、同時に学生たちの理解状況を確認する。
・哲学には難解な語句や抽象的な概念が伴いがちだが、毎回の講義タイトルも含め、平易な言葉で講義をおこなう。
教科書 レジュメを配布します。
参考書 授業中に適宜、指示します。
オフィスアワー 毎週水曜日 12:00〜13:00
薄井研究室(人文学部)
受講要件 講義を受けるにあたって、予備知識は必要ありません。
予め履修が望ましい科目 講義を受けるにあたって、予備知識は必要ありません。
発展科目 アメリカの思想、アメリカ思想演習
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 哲学入門、心の哲学、認識論、道徳哲学、科学哲学、形而上学
Key Word(s) Introduction to philosophy, Philosophy of mind, epistemology, moral philosophy, philosophy of science, metaphysics
学修内容 第1回:イントロダクション
第2回:哲学とはなにか(1)
第3回:哲学とはなにか(2)
第4回:倫理学(1)
第5回:倫理学(2)
第6回:認識論(1)
第7回:認識論(2)
第8回:前半のまとめとコンセプトマップの作成
第9回:心の哲学(1)
第10回:心の哲学(2)
第11回:科学哲学(1)
第12回:科学哲学(2)
第13回:形而上学(1)
第14回:形而上学(2)
第15回:後半のまとめとコンセプトマップの作成
※ただし受講者の関心や理解度に応じて予定を部分的に変更することがあります。
事前・事後学修の内容 「哲学」というと難解なイメージを持ってしまうかもしれませんが、哲学者たちが考え、悩んできたことは、私たちが日常的に直面する問題と変わりません。講義で触れた哲学の議論を考えるときには、言葉の難しさに惑わされず、自分がふだん思っていることにつなげて理解するように意識しましょう。

単にレジュメを読むだけでなく、講義中に自分で考えたことをレジュメに書き込むようにしましょう。後で読み返してみて疑問に思ったことは、講義中に質問の時間を設けますので、そのときに質問するか、講義の最後に配布するレスポンスペーパーの質問欄に記入して提出してください。

Copyright (c) Mie University