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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 |
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授業科目名 | 経済学B | |
けいざいがくびー | ||
Economics B | ||
授業テーマ | 資本主義の変化と現代 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-comp-ECON1112-002
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 西 淳(非常勤講師) | |
NISHI Atsushi | ||
教養教育事務室 | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | この授業では資本主義という経済体制とはなにかを考え、また資本主義における制度の変化を考えることによってわれわれが生活している現代資本主義とはどのような経済なのかを考える。 |
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学修の目的 | 人間の経済や経済活動には、歴史的に不変的な部分と特殊的な部分が存在します。そして現代の資本主義を理解するということは、その両面の関係を理解するということでもあるのです。たとえば、人間ははるか昔から生産・分配・消費、蓄積という活動をおこなってきました。その意味では同じことを繰り返しているのですが、それがいかになされるのか、という点でそれぞれの時代の性格が分かれてきます。この授業では、これらの点に留意しつつ、われわれがどっぷりとつかり、またそのなかでさまざまなことを自明の前提として生きている資本主義という経済システムのメカニズムを理解してもらうことが目的です。 |
学修の到達目標 | 自分の生きている社会を理解するということは、歴史におけるみずからの位置を理解するということでもあるわけです。よって社会を理解するということを通じて自己の歴史における位置を理解し、それを通じて自己理解につなげていってもらえば、学習の到達目標は達成されたことになるかと思います。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点と定期試験の点でおこないます。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 授業期間中に何回か感想を書いてもらい、それを参考にしておこなおうと考えている。 |
教科書 | 特に指定しません(毎回、資料・プリントを配布しておこないます)。 |
参考書 | 授業の中で適宜指示します。 |
オフィスアワー | |
受講要件 | 特にありません。 |
予め履修が望ましい科目 | 特にありません。 |
発展科目 | |
その他 | 私語は厳禁です。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 資本主義、生産、消費、蓄積、会社と株主、労働者、経営者の関係、政府と市場 |
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Key Word(s) | capitalism, production, consumption, accumulation, a relationship between a corporation and its manager, etc., government and market |
学修内容 | 第一回:はじめに(授業の流れの説明) 第二回:社会制度の変遷と経済(資本主義の特殊性、経済と制度との関連) 第三回:制度変化と経済の調整(家計と企業の分離、労働と所有の分離、経営と所有の分離) 第四回:初期産業資本主義における経済(経済主体、市場のあり方、経済倫理) 第五回:中期産業資本主義における経済(経済主体、市場の変容、経済倫理) 第六回:後期産業資本主義の時代・その初期段階(上)(工業化の進展、経営形態の変化) 第七回:後期産業資本主義の時代・その初期段階(下)(会社と株主、経営者、労働者の関係の変化) 第八回:ケインズ以前の経済学とはどのようなものであったか(上)(競争原理、価格メカニズム、自己責任論) 第九回:ケインズ以前の経済学とはどのようなものであったか(下)(小さな政府論、失業観) 第十回:ケインズによる経済学・経済思想の転換(上)(有効需要の原理、経済倫理の転換) 第十一回:ケインズによる経済学・経済思想の転換(中)(失業観の転換、不況観の転換) 第十二回:ケインズによる経済学・経済思想の転換(下)(政府についての考え方の転換) 第十三回:ケインズから現代へ(ケインズ以降の世界の変化) 第十四回:小さな政府論の復権(大きな政府か小さな政府か) 第十五回:まとめ(全体のまとめ) |
事前・事後学修の内容 | 普段から歴史に興味をもち、また現実の経済問題に注意をはらってください。 |