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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 工学研究科(博士前期課程)物理工学専攻
領域 主領域 : E
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修
授業科目名 凝縮体物理学特論
ぎょうしゅくたいぶつりがくとくろん
Advanced Condensed Matter Physics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ENPHYS4
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 山下 護(非常勤講師) 

YAMASHITA, Mamoru

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 相転移現象の諸問題を基礎から講義する。This lecture provides basics of critical phenomena and related topics.
学修の目的 講義を通じて凝縮物体の相互作用の効果の発現の1典型形態を学ぶとともに統計力学的研究手法を身に付ける。The aim of lecture is to learn the statistical physics approach to the cooperative phenomena.
学修の到達目標 相転移、および臨界現象の基本概念を理解し、統計力学的手法で簡単な問題を取り扱える力を修得すること。After this lecture, students will be able to understand basic concepts of critical phenomena and theoretical tools to solve basic problems in statistical physics.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート50%、出席50%、計100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 受講生の様子、授業評価アンケート等を参考に改善したい。
教科書
参考書 ランダウ・リフシッツ「統計物理学下」(岩波書店)
中野藤生・木村初男「相転移の統計熱力学」(朝倉書店)
S. K. Ma「Modern Theory of Critical Phenomena」(Westview Press)
オフィスアワー 非常勤講師であるので、連絡窓口は物理工学専攻教員の教務委員
受講要件
予め履修が望ましい科目 物理数学、統計力学、物性物理学、量子力学、電磁気学、固体物理学の基礎を修得していることが望ましい。Knowledge of Physical Mathematics, Statistical Mechanics, Condensed Matter Physics, Quantum Mechanics, Electrodynamics, Solid State Physics will be assumed in the lectures.
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 相転移、スピン模型、平均場理論、臨界指数、スケーリング則、繰込み群の方法、相の安定性
Key Word(s) Phase Transition, Spin model, Mean Field Theory, Critical Exponents, Scaring Law, Renormalization Group, Phase Stability
学修内容 第1回〜第2回 相転移現象と熱力学 (1-2: Phase transition & Thermodynamics)
第3回〜第4回 スピン模型と平均場理論 (3-4: Spin model & Mean-field Theory)
第5回〜第6回 ランダウ理論と転移の次数、スピン相関 (5-6: Landau theory of Phase Transition)
第7回〜第8回 臨界指数と高次の統計力学理論 (7-8:Critical Exponents)
第9回〜第10回 臨界指数の関係式とスケーリング仮説 (9-10:Scaling Theory)
第11回〜第13回 繰込み群の方法 (11-13: Renormalization Group)
第14回〜第15回 長距離秩序の有無と相の安定性 (14-15: Long-range Order & Phase Stability)
事前・事後学修の内容 必要に応じ講義中に指示する。

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