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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2012年度以降入学生用(文化) 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | 日本の文学F | |
にほんぶんがくがいろん えふ | ||
Japanese literature F | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2110-027
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
月曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 冨田 和子(非常勤講師) | |
TOMIDA, Kazuko | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 俳諧史を考える際、蕉風俳諧に代表される芸術的な方向と、前句付俳諧に代表される遊戯的な方向があることを、俳諧の実態として重層的にとらえ考察すべきことを指摘されながらも、遊戯的な雑俳を知る機会は少ない。そこで、雑俳について概説をきき、鑑賞する。12回目以降は、伊勢笠付より派生独立し、東海地方で現在も愛好される文芸に狂俳について理解を深める。 |
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学修の目的 | 欧州でも人気の高いHAIKUの源流にある俳諧の歴史の全体像を理解するための知識を得る。 東海地方独自の狂俳について知識を得る。 言葉への関心を深める。 |
学修の到達目標 | 欧州でも人気の高いHAIKUの源流にある俳諧の歴史の全体像を理解できるようになる。 言葉への関心を深め、より一層、注意を払うようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 課題レポート(50%)と平常点(授業態度・小課題の提出)(50%)で評価する。 レポート課題の内容、提出方法は、3回目の講義内で説明する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | 授業時に資料を配布する。 |
参考書 | 宮田正信『雑俳史の研究』赤尾照文堂, 1972 。 鈴木勝忠『俳諧史要』明治書院,1973。同『近世俳諧史の基層』名古屋大学出版会, 1992。その他、授業内で適宜紹介する。 |
オフィスアワー | 非常勤講師のため人文学部吉丸雄哉先生まで連絡すること。 |
受講要件 | 俳諧の基礎的な知識及びくずし字の知識を有することが望ましい。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | 主に、江戸時代に書かれた作品を扱うため、現代の人権意識にそぐわない表現が出てくることがある。また、遊里や性愛に関係した句もある。更に、くずし字で書かれた原典資料(古典籍)を参照することがある。以上を了解したうえで受講のこと。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 俳諧・雑俳・狂俳 |
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Key Word(s) | HHAIKAI, ZAPAI, KYOHAI |
学修内容 | 1.ガイダンス、「雑俳」の意味 2.前句付と雑俳 3.雑俳化・雑俳的意識 4.元禄雑俳の作者層 5.京都の雑俳 6.江戸の雑俳 7.連句の解体と一句立-川柳風狂句の独立 8.はめ句の実態 9.大坂の雑俳、折句冠付 10.樗良と伊勢笠付 11.三河高浜のお高前句付 12.名古屋天保期の狂俳壇 13.名古屋明治前期の狂俳壇 14.東京「清警冠句」と狂俳 15.まとめ。俳句や川柳にはない魅力 |
事前・事後学修の内容 | 事前学修:事前に配布するプリントを読む。 事後学修:毎回コメントシートの提出を求める。興味をもった事項は積極的に調査する。 |