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開講年度 | 2020 年度 | |
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開講区分 | 教養教育・教養統合科目・現代科学理解 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次 |
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授業科目名 | 化学B | |
かがく び | ||
Chemistry B | ||
授業テーマ | 遺伝子工学と抗体工学 | |
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | libr-comp-CHEM1312-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 自然 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象) | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
水曜日 9, 10時限 |
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開講場所 | 工学部 11番教室 | |
担当教員 | 湊元幹太(工学部) | |
TSUMOTO, Kanta | ||
SDGsの目標 |
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授業の概要 | 近年生命科学は長足の進歩を遂げている。その基礎は生命を分子(化学)として捉えた、遺伝子工学や分子生物学における原理・現象の発見、技術の発明・発展、知見・情報の集積、にある。これらを理解するため、重要な実験や発見の例を紹介しながら、DNAが遺伝物質であることがどのように示されどのように活用されていったかの歴史的な背景や流れをしっかり捉えていく。併せて、遺伝情報の多様性が重要であることの例として、生物の防御機構である抗体についても、概論する。さらに、化学的・工学的な観点から、組換えDNA実験、タンパク質産生、抗体工学などについて理解する。 授業で学んだ基礎的事項を踏まえて、受講生によるセミナー形式の授業を行う。 |
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学修の目的 | 遺伝子工学および抗体工学に関する基礎的事項を学習し、バイオテクノロジーに関する知識を修得する。興味を持った事柄について調査し能動的に知識が深められる。 |
学修の到達目標 | 遺伝子工学および抗体工学の基礎を修得すると共に、セミナー発表による学習の向上、発表における質疑応答の重要性について学ぶ。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | セミナー発表50%、出席10%、レポート20%、質疑応答を含む授業態度20% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業改善の工夫 | 授業に関する意見、感想に基づき柔軟に対応する。 |
教科書 | プリント配付および適宜紹介する。 |
参考書 | 分子生物学の基礎(第4版)G.M. Malacinski 著 川喜田 正夫 訳 東京化学同人 ヴォート基礎生化学(第5版)田宮 信雄ら 訳 東京化学同人 |
オフィスアワー | 水曜日 12:00~13:00 第1合同棟4階7408号室(湊元教員室) |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 特になし |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | DNA、遺伝子工学、生物工学、抗体工学、分子生物学、バイオテクノロジー |
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Key Word(s) | DNA, Genetic engineering, Bioengineering, Antibody engineering, Molecular biology, Biotechnology |
学修内容 | 第1回 ノーベル賞で振り返る生命科学の進歩 第2回 DNAおよびRNAの構造と機能 第3回 転写、翻訳、セントラルドグマ 第4回 遺伝と遺伝情報 第5回 分子生物学の誕生の背景 第6回 遺伝物質としてのDNA(歴史的実験) 第7回 DNAの増幅(PCR法)と塩基配列決定法 第8回 DNA編集(新しいDNA技術) 第9回 組換えタンパク質の産生法 第10回 生体防御機構:免疫の基礎 第11回 抗体産生機構と抗体の多様性 第12回 モノクローナル抗体の作製方法 第13回 セミナー発表および質疑応答 第14回 セミナー発表および質疑応答 第15回 セミナー発表および質疑応答 |
事前・事後学修の内容 | 第2回~第3回 核酸について 第4回 遺伝の法則、コドンについて 第5回~第6回 細胞の構造について 第7回~第8回 DNA複製、修復について 第9回 翻訳、生物における情報について 第10回~第12回 免疫細胞、組換え、タンパク質の構造について 第13回~第15回 各セミナー担当者は発表準備および発表原稿(A3サイズ、1枚)作成を事前に行う |