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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 情報通信工学(再履修)
じょうほうつうしんこうがく
Information Communication Engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-INAP-2
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 成瀬 央(工学部情報工学コース)

NARUSE, Hiroshi

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 情報通信システムは、ハードウェアとソフトウェアにかかわる数多くの要素技術情報通信から構成され、高速化や大容量化、またインターネット進展など、日々すさまじい勢いで進化し続けています。本講義では、情報通信またそのシステムの概要(ほんの一部)について講義します。
3年生前期必修科目「コンピュータ・ネットワーク」において、インターネットを構成する基本的な技術であるTCP/IPを中心に、情報ネットワーク及び情報セキュリティについて講義がなされます。この通信機能の上位レイヤの内容はそれに譲り、本講義では、システムの全体像や物理レイヤにかかわるについて講義します。(現在かなりの学生が情報通信に関連する会社に就職を希望していることも考慮した結果です)
講義の内容に関連する実験を行い、それらによって情報通信工学について深く理解できるようにすることも検討しています。
学修の目的 情報通信システム・技術にはハードウェアやソフトウェアにかかわるさまざまな技術が内包されていて、情報通信システムはそれらが高度に組み合わせれた巨大なシステムになっています。本講義の目的は、情報通信における信号や信号処理、信号の送受信、無線や光ファイバを用いた通信についての基礎的知識を習得し、情報通信工学についてさらに進んだ内容や応用を自分で詳しく学ぶための力をつけることです。また、将来、情報通信分野にかかわる仕事や、研究開発に必要となる基礎を身につけることも目的としています。
学修の到達目標 情報通信に関連する基礎技術やシステムを理解し、情報通信工学についてさらに進んだ内容や応用を自分で学ぶ力、それを応用できる力を身につけることを到達目標としています。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 情報工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【技術者倫理】
 情報工学科に関連する様々な分野に関心をもち、未知分野を理解するために、自主的、継続的に学習できる。【自主的継続的学習】
 世界に多様な考え方があることを学び、様々な立場の考えや意見を尊重し、多面的に物事を考えることができる。【多面的な思考能力】
 情報工学に関連する課題に対して、与えられた条件や期限を熟慮し、計画的に作業を進め、報告できる。【計画的な活動】
 専門分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる.また、学習や実験で得た知見を、論理的に記述し、的確に発表し、討議できる。【コミュニケーション能力】
 自然科学と情報技術に関する十分な知識を修得し、それらの知識を応用できる。【知識の修得と応用】
 与えられた問題に対し、修得した知識や技術を利用して、関連情報を収集し、解決手法を提案し、実現できる。【問題解決能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

主体的に学習する気持ちをもって受講してください。

成績評価方法と基準 試験と実験レポートの合計点を10点満点に換算し、6以上を合格とします。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 これまでまったく知らない分野に対する講義であったため、理論的な説明をしてもわかりにくく、興味がもてないようでした。
希望者には、実験で実際に物品や装置を使う機会を設け、情報通信が身近に感じられたり、興味を持って理解でくるように工夫しています。
教科書 はじめて学ぶ情報通信
和保孝夫、小川将克、高橋 浩、萬代雅希、渋谷智治、林 等、炭 親良
コロナ社
参考書
オフィスアワー 質問、連絡などについては、電子メール(naruse@pa.info.mie-u.ac.jp)でスケジュールを調整の上情報棟3階成瀬教員室で対応するが、なるべく講義時あるいは終了時にお願いしたい。
受講要件 レポート作成の学習のために、「理科系の作文技術」木下是雄、中公新書を各自準備、熟読しておいてください。
予め履修が望ましい科目 微分積分(特に偏微分・重積分)、線形代数、電磁気学
発展科目
その他 高校の物理をよく復習し、理解しておいてください。特に、波動、電気と磁気、原子と電子、原子の構造など。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フーリエ級数展開・フーリエ変換、情報通信における信号、送受信機、無線通信、光ファイバ通信、情報通信技術の応用
Key Word(s) Telecommunication, optical fiber
学修内容 第1回:イントロダクション
第2・3回:フーリエ級数展開・フーリエ変換
第4回:情報通信とは
第5・6回:情報通信における信号
第7回:送受信機
第8~10回:無線通信
第11~13回:光ファイバ通信
第14・15回:情報通信技術の応用
第16回 定期試験

学習スケジュール・内容については予定であり、受講者の理解の程度に応じて変更します。
事前・事後学修の内容 本講義を理解するためには、高校で学習した物理Ⅰ・Ⅱの知識、微分積分、線形代数、微分方程式、電磁気学、フーリエ級数展開の知識が必要です。これらについて十分復習、演習をしておいてください。

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