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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義[政治社会学Ⅱ]
とくしゅこうぎ せいじしゃかいがく
Political sociology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2210-028
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 5, 6時限
開講場所

担当教員 岡田宏太郎

OKADA,Kotaro

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 人間の社会的行為、社会関係の本質についての原理的考察を深めながら、宗教改革、絶対王政、主権国家、産業資本主義等の近代の諸制度の成立と展開について把握し、さらに現代社会と政治の行方について、やはり原理的レベルからの展望を試みる。この中で、社会科学の古典的文献にも親しんでいくが、特に今日的状況のについての考察のために、流行の小説、アニメ等も積極的に取り上げていく。
学修の目的 近現代の社会と個人の成立と構造的特質についての原理的理解を深め、マクロな社会現象から身近な人間関係まで、自分なりに分析する手がかりを得たい。特に、原理的、本質的に考えることで見えてくることに注意しつつ、社会科学の古典的文献の基本的論点、いくつかの基本的概念を知り、さらには、それらの、ポストモダンへの移行をめぐる今日的意義を再確認していきたい。
学修の到達目標 1、人間の社会的行為を把握する視点、方法について一定の理解を得る。
2、1に基づき、近代社会の成立と展開、その特質について基礎的理解を得る。
3、1に基づき、今日の社会の危機の諸相を理解し、それらをのり越える展望、可能性を考察するための視座を得る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
○現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
○自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験による。(60%以上で合格)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義内容を取捨選択し、話の流れをさらに改善したい。また、質問等を定期的に回収する仕組みを設け、重要な質問については授業時間内に答え、受講者全員で共有できるようにしたい。
教科書 教科書は使用しない。
参考書 大塚久雄『宗教改革と近代社会』(みすず書房)、M・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 』(岩波文庫) 、K・マルクス『資本論』(岩波文庫等)、A・ギデンズ『暴走する世界』(ダイヤモンド社)、『モダニティと自己アイデンティティ』(ハーベスト社)、大澤真幸『不可能性の時代』(岩波新書)
オフィスアワー 非常勤講師なので質問等は授業の前後にお願いします。なお、授業時間内に質問を回収する仕組みを設けます。
受講要件 特にないが、講義のテーマに関心をもっていることが望ましい。
予め履修が望ましい科目 教養教育「政治学」(岡田担当)、前期の「政治社会学 I」。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 社会的行為、主権国家、プロテスタンティズム、労働の疎外、ポスト・モダン
Key Word(s) Nature of Social Action, Sovereign State, Protestantism, Alienation of Labor, Post Modernity
学修内容 1、講義:西欧における近代(モダン)の成立
2、講義:社会的行為と言葉
3、講義:近代における「合理化」
4、講義:プロテスタンティズムと「ピエテート」の抑圧
5、講義:宗教改革と絶対王政
6、講義:国際的システムの中の主権国家
7、講義:宗教改革と近代の資本主義
8、講義:カルヴァンの「予定説」
9、講義:市民革命と近代社会の諸様相
10、講義:労働の疎外の諸次元
11、講義:ケインズ主義的経済政策と「新自由主義」
12、講義:モダンの本質、パラドクスと危機
13、講義:モダンの展開とセルフ・アイデンティティ
14、講義:モダンとポスト・モダン
15、講義:まとめ
事前・事後学修の内容  各回の講義は、相互に関連し合って全体の内容を構成していくので、継続的に出席し、前回までの内容をよく復習して次の講義に備えることが望ましい。また、講義の中で、重要ポイント、キーワードを明示していくので、期末試験にむけてそれらをおさえていくこと。
 参考文献のうち、講義で取り上げられた取り組みやすいものから読んでみること。分からないことは、積極的に質問して解決していくこと。

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