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科目の基本情報

開講年度 2020 年度
開講区分 人文学部法律経済学科・社会科学科
受講対象学生 法律経済学科専用
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 中小企業論
ちゅうしょうきぎょうろん
Small Business
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-013
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 岩坂 和幸(非常勤講師)

IWASAKA,Kazuyuki

SDGsの目標

学修の目的と方法

授業の概要 ①中小企業基本法(1963年)、改正中小企業基本法(1999年)、小規模企業基本法(2014年)などの法体系の理解を通して日本経済における中小企業の役割と課題を理解してもらい、②『中小企業白書』『小規模企業白書』の最新版を通して中小企業や小規模企業の現状と課題や政策的特徴を学ぶ。そして、➂中小企業の存立意義、生産分業システム(下請制)と中小企業、産業集積と中小企業関係、グローバル化と中小企業の関係、ベンチャー企業などについて学んでもらう。
学修の目的 日本経済の屋台骨である中小企業がものづくり分野や小売の分野で果たしている役割と課題とはどのようなものか、また経済のグローバル化と生産分業の変化、1980年代半ば以降顕著となった新規開業数より休業・廃業数が増加したことによる中小企業の減少と起業や「革新的」ベンチャーの育成の現状と実態と課題などについて理解してもらう。
学修の到達目標 地域のモノづくりや地産地消といった循環型社会、地域文化などにおいて中小企業が果たす役割について興味を持ってもらい、起業・創業や中小企業の育成・支援などに直接・間接に関わる仕事に関心を持ってもらう。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート30%、試験70%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 講義内容についての質問や疑問点を毎回書いてもらい、次の授業で説明する。
教科書 レジュメ・資料を配布して講義を行うので教科書は指定しませんが、2020年度版『中小企業白書』と『小規模企業白書』を経済産業省のホームページからダウンロードしておい下さい。
参考書 植田浩史他著『中小企業・ベンチャー企業論』有斐閣(2014年)
関満博著『日本の中小企業』中公新書(2017年)
山家悠紀夫著『日本経済の30年史~バブルからアベノミクスノミクスまで』岩波新書(2019年)
オフィスアワー 非常勤であるため、講義終了後かまたはメールで問い合わせてください。
メールアドレス:gkgtk558@yahoo.co.jp。
メールの要件の欄に氏名(三重大学)を必ず書いて下さい。
世話役教員:青木雅生
受講要件 経営学の基礎的理解を必要とするため経営学総論は受講して下さい。
予め履修が望ましい科目 経営学総論
発展科目 特になし
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 問屋制、経済の二重構造、下請制、中堅企業、山脈構造型社会的分業構造、ピラミッド型社会的分業構造、企業規模の過小過多、格差是正、先端技術開発型ベンチャー、雇用創出型ベンチャー
Key Word(s) putting out system,dual structure of economy, subcontract,steady business enterprise,mountain-chain-structure type social division,pyramidal type social ,too small size of enterprize and too much small enterprise,correction of company,high-tech type venture,Job opportunity creating venture
学修内容 1.講義紹介、『中小企業基本法』(1963年)と新『中小企業基本法』(1999年)の理念と中小企業政策の柱について
2.『小規模企業基本法』(2014年)の概要と意義
3.中小企業の現状と課題①~『2020年版中小企業白書』第1部2019年度の中小企業の動向
4.中小企業の現状と課題②~『2020年版中小企業白書』第2部(2020年版政策的方向の特徴1)
5.中小企業の現状と課題③~『2020年版中小企業白書』第2部(2020年版政策的方向の特徴2)
6.中小企業の現状と課題④~『2020年版小規模企業白書』~
7.経済発展と中小企業①第1部 戦前~高度成長期
8.経済発展と中小企業②第2部 オイルショック~1990年代
9.経済発展と中小企業➂第3部 1999中小企業基本法制定以降~
10.政府の中小企業政策と自治体の中小企業政策
11.中小企業と生産分業システム(下請制)~ピラミッド型分業構造、山脈型分業構造~
12.グローバル化と中小企業
13.ベンチャー企業(ベンチャー企業の定義、ベンチャー企業の分類、ベンチャー・ブームについて)
14.ベンチャー支援の制度的環境と育成の仕組み、ベンチャー・キャピタルと支援インフラ
15.フランチャイズ・システムと中小企業(小売業)~コンビニ・ビジネスを中心に~
事前・事後学修の内容 毎回の授業内容についての感想と疑問や質問を出してもらう。
また授業内容の理解を確実にするために、復習を兼ねた授業内容についてのまとめに相当するレポートを次回の授業で提出してもらう。

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