三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教養教育・教養統合科目・地域理解・日本理解
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 法学B
ほうがくびー
Law B
授業テーマ 民主主義を古典で読む
単位数 2 単位
ナンバリングコード
LILAWS1

ナンバリングコード一覧表はこちら

※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
分野 社会 (2014年度(平成26年度)以前入学生対象)
開講学期

前期

開講時間 月曜日 1, 2時限
開講場所

担当教員 髙橋 秀治(人文学部)

TAKAHASHI, Hideharu

学修の目的と方法

授業の概要 ジョン・ロック(John Locke, 1632-1704)が17世紀イギリスの名誉革命期に著した『市民政府論』第2篇の和訳をテキストとして、履修者で輪読し、疑問点や問題点、意義などを議論する。
学修の目的 社会科学の古典に触れながら、生命・自由・財産への権利をはじめとする基本的人権や、国民からの信託としての国家の形成といった近代立憲主義など、近代国家を形作っている社会契約論の基本的なアイデアに触れて、理解することができる。
学修の到達目標 社会契約論についての理解を深めることにより、古典と関連づけながら、現代社会にみられる格差問題や、国家と国民の関係のあり方などの諸問題を考察することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業での討論への参加70%、moodleへの書き込み30%、計100%。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫 Moodle を使って、各回、フィードバックをする。
教科書 ジョン・ロック(角田安正訳)『市民政府論』(光文社古典新訳文庫、2011年)
参考書 ジョン・ロック(加藤節訳)『完訳統治二論』(岩波文庫、2010年)、ジョン・ロック(宮川透訳)『統治論』(中公クラシックス、2007年)、ジョン・ロック(伊藤宏之訳)『全訳統治論』(柏書房、1997年)など
オフィスアワー 毎週月曜日10:30~12:00、場所:人文学部専門校舎4F高橋研究室
受講要件 特になし。
予め履修が望ましい科目 特になし。
発展科目 日本国憲法
その他 人数制限(30名)をするので、受講希望者は必ず第1回授業に出席してください。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 近代社会、近代立憲主義、市民革命、社会契約論、自然法、所有と労働、抵抗権、ジョン・ロック、
Key Word(s) modern society, modern constitutionalism, people's revolution, social contract, property and labor, right of resistance, John Locke
学修内容 第1回 ガイダンス
第2回 市民革命の時代と社会契約論 
第3回 自然状態・戦争状態について(『市民政府論』第2篇第1章~第2章)
第4回 奴隷について(『市民政府論』第2篇第3章~第4章)
第5回 所有権について(『市民政府論』第2篇第5章)
第6回 親の権限について(『市民政府論』第2篇第6章)
第7回 国家について(『市民政府論』第2篇第7章)
第8回 国家の発生について(『市民政府論』第2篇第8章)
第9回 国家の目的について(『市民政府論』第2篇第9章)
第10回 国家の形態と立法権について(『市民政府論』第2篇第10章~第11章)
第11回 国家の諸権力について(『市民政府論』第2篇第12章~第13章)
第12回 国王の大権やその他の権力について(『市民政府論』第2篇第14章~第15章)
第13回 征服・簒奪・専制について(『市民政府論』第2篇第16章~第18章)
第14回 政府の解体について(『市民政府論』第2篇第19章)
第15回 まとめ
(以上はあくまでも大まかな予定です。詳細は第1回ガイダンス時に相談して決めます。)
事前・事後学修の内容 (予習)
各回ごとに担当者を決めて、担当者は、テキストの内容を要約したレジュメを用意する。それ以外の履修者は、予習として、テキストを通読し、疑問点や問題点を整理する。
(復習)
各回の担当者は、授業終了後、テキストの内容や当日の議論の概要を moodle にアップロードし、それ以外の履修者はそれにコメントをつける。

Copyright (c) Mie University