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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・基礎教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次
工学部機械工学科
選択・必修 必修
授業科目名 入門物理学演習
にゅうもんぶつりがくえんしゅう
Introduction to Physics and Exercises
単位数 1 単位
ナンバリングコード
EN-COMN-1

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 1, 2時限
開講場所 工学部内

担当教員 丸山 直樹(工学研究科機械工学専攻),タノンキャット キャトシリロート(非常勤講師)

MARUYAMA Naoki, KIATSIRIROAT Tanongkiat

学修の目的と方法

授業の概要  理工系分野において必要な物理学の基礎を修得します.特に機械工学で根幹をなす力学分野を中心とします.法則や公式をただ単に暗記するのではなく,“問題解決に至る考え方を把握する”ことに重点を置き,問題演習とその解説により授業を進めます.
 調査型課題では,現在の科学技術に自ら意識して関心を持つと共に,調査方法,報告書作成方法ならびに発表方法について学習します.
 また,外国人教員による英語授業も行います.
学修の目的  機械工学専攻生として,物理学の基本問題を解けるようになることを目的とします.特に,多様な演習問題に対して状況をイメージし,解くことができるようにします.
学修の到達目標  大学の授業では,記憶よりも考え方を理解することが重要です.機械工学を専攻する上で必要となる力学分野の“考え方”を修得することを目標とします.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
○コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
○工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
○機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準  出席は必要条件であり,8割以上出席した人を単位認定の対象とします.評価は,中間試験,調査型課題・発表,演習,定期試験の合計100点で行います.合格点を60点とし,合計点数/10を四捨五入して最終成績とします.最終成績6以上を合格とします.
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業
授業改善の工夫  図を多用し,言葉に加えて状況をイメージできるように努めています.また,問題演習を中心として,“受け身の授業”ではなく“参加型の授業”を目標としています.
教科書 教科書は使用せず,演習プリントを配布します.
参考書 (1)やさしく学べる基礎物理(基礎物理教育研究会編,森北出版).
   その他,基礎的な物理,力学に関するテキスト全般.
オフィスアワー  授業終了後,講義室及び機械創成棟3階 丸山教員室(2311室)にて対応します.電子メールによる受け付けは随時可.
受講要件  特にありません.
予め履修が望ましい科目  特にありませんが,事前に問題演習の範囲を伝えますので,予習の上で受講することを望みます.
発展科目  この授業は,今後機械工学を専攻する上で,主に力学系科目の基礎となります.
その他  演習問題は,自ら考え,解答することに意義があります.このため,試験形式の演習とその解説により授業を構成しています.自身の実力を確認するため,中間試験を行います.また,身の回りの物理現象ならびに科学技術に関心を持ってもらうために調査型課題を課しています.今後の授業で必要となる課題調査方法,発表資料の作成方法,発表方法についても指導します.受講生の自主性を重視します.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 静力学,動力学,運動量と力積,仕事,力学的エネルギー,熱とエネルギー
Key Word(s) Statics, Kinetics, Momentum and Impulse, Work, Mechanical energy, Thermal energy
学修内容  詳細は,初回授業で説明しますが,概要は以下の通りです.講義,演習・解説,試験を織り交ぜて進めます.また,授業期間中に,外国人教員による英語の授業を行います.

第1回 講義の進め方.調査課題提示.プレゼンテーション法.
第2回 1.物体の運動 演習・解説(その1)
第3回 2.力と運動 演習・解説(その1)
第4回 3.運動量と力積 演習・解説(その1)
第5回 4.仕事と力学的エネルギー 演習・解説(その1)
第6回 5.熱とエネルギー 演習・解説 (その1)
第7回 中間試験
第8回 機械工学における物理学(仮題:英語授業)
第9回 調査課題報告会(その1)
第10回 1.物体の運動 演習・解説(その2)
第11回 2.力と運動 演習・解説(その2)
第12回 3.運動量と力積 演習・解説(その2)
第13回 4.仕事と力学的エネルギー 演習・解説(その2)
第14回 5.熱とエネルギー 演習・解説(その2)
第15回 調査課題報告会(その2)
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 (1)演習とその解説を中心として授業を進めます.事前に次回授業の出題範囲を示しますので,十分な予習を要します.
(2)開講中に調査課題を出します.詳細については,授業にて説明します.

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