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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)物理工学専攻 | |
領域 | 主領域 : G | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | トライボロジー特論 | |
とらいぼろじーとくろん | ||
Advanced Tribology | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-MECH-5
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
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開講場所 | 各研究室 | |
担当教員 | 中村 裕一(工学研究科物理工学専攻) | |
NAKAMURA yuichi |
授業の概要 | 機械はその構成要素の相対運動により機能を発揮するが,トライボロジーとはその相対面間の摩擦,摩耗,潤滑に関する学問であり,この講義では機械の設計および保守管理に考慮すべき摩擦,摩耗の種類,機構および潤滑に関する最近の研究および理論を紹介する. |
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学修の目的 | 摩擦,摩耗を少なくし潤滑理論を取り入れた機械の設計および機械で摩擦,摩耗の問題が起こったときその現象をその本質まで理解し解決する方針を立てる能力を身につける. |
学修の到達目標 | 機械の設計および保守管理に考慮すべき摩擦,摩耗の種類,機構および潤滑に関する最近の研究を理解する |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 出席回数,授業中態度,レポート |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | 授業中の質疑,レポートなどから理解度を判定し,理解が不十分な点については補足説明する. |
教科書 | 教科書:配布資料,図解トライボロジー(村木正芳,日刊工業新聞社),ビデオ |
参考書 | 参考書:トライボロジー入門(岡本純三他2名,幸書房) トライボロジー H.チコス 著 桜井俊男監訳 講談社 トライボロジー概論 木村好次&岡部平八郎 養賢堂 摩擦の世界 角田和雄 岩波新書 Engineering Tribology (J. A. Williams, Oxford Sci. Pub.) |
オフィスアワー | 質問には第2合同棟(物理棟)4階6406室で対応する.電子メールによる質問も可,E-mail: yn@phen.mie-u.ac.jp. |
受講要件 | 機械関係の基礎科目を履修しておくこと |
予め履修が望ましい科目 | 機械設計製図,流体力学,材料力学 |
発展科目 | |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 機械,摩擦,摩耗,潤滑,粘度 |
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Key Word(s) | machine,friction,wear,lubrication,viscosity |
学修内容 | 第1回 トライボロジー序論(定義,身近なトライボロジー) 第2回 トライボロジー序論(歴史、摩擦の3態,最近の動向) 第3回 トライボロジー序論(トライボロジーの基礎に関するビデオ視聴) 第4回.トライボロジーの物理(表面間作用力) 第5回.摩擦係数の理論(凝着説,修正凝着説) 第6回.摩擦係数の理論(掘り起こし項,スティックスリップ) 第7回.表面の損傷(摩耗、メインテナンストライボロジー) 第8回.表面の損傷(アーチャード,ホルムの理論) 第9回.マイクロナノトライボロジー( 表面分析、STM、AFM) 第10回.マイクロナノトライボロジー(マイクロナノマシンに関するビデオ視聴) 第11回.マイクロナノトライボロジー(超潤滑、分子動力学) 第12回.潤滑油の種類と粘度(温度、圧力依存性、JIS規格) 第13回 潤滑油粘度の理論 (アイリングの理論,自由体積論) 第14回 潤滑油の粘弾性レオロジーに関する英文和訳課題 第15回 トライボロジーのかかわる機械,製品技術に関する課題 第16回 最新のトライボロジー技術に関する自由文献調査 |
事前・事後学修の内容 | 授業のはじめに前回授業に関する質問時間があるので答えられるように復習する. マイクロナノトライボロジー,潤滑油粘度の理論,の文献を読んで要点の発表 |