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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 |
工学部建築学科/総合工学科建築学コース ・専門教育 共通 |
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受講対象学生 |
学部(学士課程) : 4年次 |
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選択・必修 | 必修 学科必修 |
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授業科目名 | 建築企画設計 | |
けんちくきかくせっけい | ||
Graduation Design Project (Diploma design) | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-ARCH-3
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | ||
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
水曜日 5, 6, 7, 8時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 全教員(工学部建築学科) 担当代表者は富岡 義人(工学部建築学科) | |
TOMIOKA Yoshito and all teaching staffs in Dept. of Architecture |
授業の概要 | 各専門分野の学習の成果を基礎とし、現代の社会、住環境に対する観察を通して、自ら企画をたてて建築作品を設計する。我々の社会にとっていかなる建築物が存在すべきなのかという考察と提案が要求される。本科目は一連の設計製図をまとめるものである。 合格作品は、本学科主催の建築展を通じて、広く市民に公開する。また、優秀作品を10作品ほど選定し、複写、製本して本学科図書室に所蔵する。最優秀作品は、本学科において正本を保管するとともに、複写を日本建築学会に保存する。また、このほかにも数多くの図集の編纂や展覧会が毎年開催されており、出展などの推薦を行っている。 |
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学修の目的 | 一連の設計製図の学習成果をまとめた総合的設計能力、ならびに現代社会が必要としている独創的建築企画を提案する能力を獲得することを目的とする。 |
学修の到達目標 | 現代の社会、住環境に対する鋭い観察を軸としながら、価値ある提案を含む企画を立案する能力を修得する。これまでの各分野における学習の成果をもとに、その企画に基づいて独創的で適切な設計を行い、計画的に作品としてまとめる能力を習得する。市民向けの展示にふさわしい表現手法を修得する。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 課題を提出した学生を成績評価の対象とする。成績評価は、課題作品の結果にもとづき、100点満点で採点し、全採点者の平均が60点以上の学生を合格とする(〆切遅れなどの場合には所定の点が減点される)。合格作品は、本学科主催の建築設計展を通じて、広く市民に公開される。また、最優秀作品の作者には「優秀設計賞」が授与される。 |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) 問題自己設定型PBL プロジェクト型PBL 実地体験型PBL 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | プログラム、参考資料や指定課題、その他の通知などはムードルを通じて配布/回収する。 学生への授業評価アンケート等によって理解度や講義の問題点を検討し、教育内容にフィードバックする。 |
教科書 | 参考図書は、受講者に対して個別に指導する。 |
参考書 | |
オフィスアワー | 教員室にて随時対応可。電子メールも随時受付可(代表 富岡:tomioka@arch.mie-u.ac.jp) |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 建築図学、建築情報処理基礎、建築設計製図I・II・III(未履修は実質的に合格不能と考えられる) |
発展科目 | 特になし |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 建築設計 建築企画 |
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Key Word(s) | Architectural design, Architectural program |
学修内容 | 第1回:ガイダンス:実施要項の説明 第2回:企画内容討論会:企画の概要、敷地図、現地調査等の発表、討論 第3回:エスキース・チェック1:規模計画などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第4回:エスキース・チェック2:配置計画などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第5回:エスキース・チェック3:機能構成などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第6回:エスキース・チェック4:面積分配などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第7回:エスキース・チェック5:空間構成などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第8回:エスキース・チェック6:構造計画などをスケッチ・模型等を用いて個別指導 第9回:設計内容討論会:基本図および詳細図、スケッチ、模型を用いた設計内容の発表、討論 第10回:エスキース・チェック7:討論会における指摘・修正を踏まえた個別指導 第11回:エスキース・チェック8:構造・環境に関するチェック 第12回:プレゼンテーションに関するガイダンス/下図のレビュー/タイトル登録 第13回:ドローイング・チェック1:設計内容の表現手法とくに図面レイアウトについて指導 第14回:ドローイング・チェック2:設計内容の表現手法とく図面表現技法について指導 第15回:ドローイング・チェック3:設計内容の表現手法とくに立体的図面表現について指導 (合格判定):提出作品を審査し、合格作品を選定する。 (建築展):展示および公開講評会を行う。 なお、各回受講中に受けた指摘事項対処内容などを配布するエキキスチェックシートに記録し、建築設計作品展終了時に作品とともに提出すること。 |
事前・事後学修の内容 | ●企画プレゼンテーション 建築企画設計においては、建築プログラム自体が、諸君の責任に委ねられる。この企画内容の如何が最終の作品の価値に大きく影響する。優れた企画では、「建築物の用途・機能」、「敷地の特性」、「建築物の形態の特質」の3つの要件が、お互いに強く結びつきあっていることが通例である。このことを考え、以下の3つの要件を図式的にプレゼンテーションすることが、企画プレゼンテーションの目標である。 1)「建築物の機能」のプレゼンテーション:建築物の機能を機能図、主要空間の規模、箇条書の解説などを用いて表現する。【必須:機能図・面積表(主要空間の規模を記載)】 2)「敷地の特性」のプレゼンテーション:敷地周辺の状況、特に公共交通機関の位置、周辺環境の特性(工業地区、住宅地など)、方位、敷地形状、敷地面積、傾斜、接道状況、交通量などについて、敷地模型及び写真・スケッチ・地図・箇条書の解説などを用いて表現する。【必須:敷地分析図・敷地模型】 3)「建築物の形態の特質」のプレゼンテーション:建築物の大まかなボリューム、エントリーポイントの設定、主要アプローチに対する構えの表情などの外部形態の特質や、内部主要空間の秩序、面積配分などの諸点を想定して、平面・配置・断面に関する考えをボリューム模型で表現する。【必須:ボリューム模型(敷地模型上に配置。台座の大きさはA2程度)】 4)簡潔なタイトル:以上の内容を端的に示すタイトルを考える。各自の問題意識が適切に表現されていることが望ましい。 以上を3枚以内の図面及び敷地模型・ボリューム模型にまとめ、プレゼンテーションする。表現方法は自由とする。なお、企画内容討論会では、各自この図面を用いて企画内容を説明することとする。遠くから眺めても理解可能であるように配慮すること(<文字の大きさ>見出し:24ポイント、それ以外:18ポイント以上)。発表はプロジェクターを用いて行うため、以下の要領でデジタル化して提出のこと。なお、タイトル等のテキストデータも同時に提出すること。また、敷地模型・ボリューム模型は討論会当日に持参すること。 ●共同制作について 企画内容によっては、教室会議で協議の上、3名までの共同制作を認めることがある。共同制作を希望するグループは、計画課題及び各個人の役割を明らかにした上で、指定日までに指導教員に申し出ること。 ●最終作品の様式 原則としてA1サイズの用紙(ケント紙あるいはそれに準ずる紙質)を用い、一人あたり8枚以上とする。パネル化はしないこと。表現方法は自由。ただし青焼やゴム系ペーパーセメントなどを用いた貼合せなどのような経年劣化の激しい表現方法は禁ずる。また、図面を立体化するような手法も禁ずる。 プレゼンテーションにあたっては、作品の形態を正確に記述する一般図(配置図、平面図、立面図、断面図、詳細図など)が必要であることはもちろん、建築展を訪れる一般市民に、計画の意図、内容、建物の雰囲気を適切に伝えるために、敷地の概要(案内図、写真、広域敷地図、住所の記述など)、立体図(透視図、アクソノメトリック図、模型写真など)も必須である。 建築展会場での模型の展示を必須とする。これは、一般市民の興味を引く優れた手法のひとつである。 以上の原則にあてはまらない様式で提出を希望する者は、その都度、教室会議で協議するので、希望する様式およびその表現方法が最良である理由を記した理由書を添えて、指定日までに指導教員に申告すること。 最終作品のデータを指定日までに三重大学Moodleの建築企画設計のサイトを通じて提出すること。 |