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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 工学研究科(博士前期課程)機械工学専攻 | |
領域 | 主領域 : B | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 熱エネルギーシステム演習 | |
ねつえねるぎーしすてむえんしゅう | ||
Seminar in Thermal Energy System | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | EN-ENGY-5
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 1, 2, 3, 4時限 |
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開講場所 | 工学研究科内 | |
担当教員 | 丸山 直樹(工学研究科機械工学専攻),タノンキャット キャトシリロート(非常勤講師) | |
MARUYAMA Naoki, KIATSIRIROAT Tanongkiat |
授業の概要 | 熱エネルギーシステムの発展は,その効率と機能向上に関する点が大きく,また今日では,地球環境への関心も高く,低環境負荷のエネルギー変換機器の開発が行われている.エネルギーの有効利用は地球環境保全にも関連が深い.エネルギー資源の海外依存度の極めて高い本国においては,安定したエネルギー供給が重要な課題となっている.環境への影響の観点からは,エネルギーのみならず天然資源の消費についても同様のことがいえる.一方,これら上流側の環境への影響のみならず廃棄,排気,排水といった下流側の負荷低減も重要である. 本授業では,各種最新の熱エネルギーシステムの技術開発に関心を向け,その技術の背景にある基礎理論からその最新技術への応用までを調査し,議論する.また,エネルギー需給の現状の把握に加え,最新の環境保全技術開発ならびに環境影響評価手法に関心を持ち,その技術の背景にある基礎理論,法規制からその最新技術への応用までを調査し,議論する.本授業は,受講生の発表と討論に基づく授業を行う. また,外国人教員による熱エネルギー変換と環境影響に関する英語授業も行います. |
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学修の目的 | 熱エネルギーシステムおよびこれに関連する環境への影響について,種々の問題を理解し,将来に向けての課題に対応できる知識と考察力,技術力を身につける. |
学修の到達目標 | 熱エネルギーシステムの最新技術に幅広く関心を持ち,技術の概要を把握するだけでなく,技術者としてその基礎となる理論を探求,理解する.また,本国ならびに世界のエネルギー事情と環境保全に目を向け,技術者としてその動向に関心を持ち,基礎となる理論を交えて理解すると共に受講生自身の考えを提案する.一過性の課題調査と発表ではなく,課題について熟考できるようになる. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 出席は必要条件であり,8割以上出席した人を単位認定の対象とする.調査課題の報告書作成と発表,議論を1課題とし,課題実施状況ならびに発表中の質疑応答の状況を総合的に判断し,成績を認定する.ただし,受講生数,グループ数によって実施できる課題数が異なる場合がある. |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) 教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業 |
授業改善の工夫 | 最新の話題を取り上げるようにしている.また,話題や技術の概要のみではなく,その背景となる基礎技術についても深く議論する. |
教科書 | 特にない.技術誌,マスメディア等から広く情報収集する.また,各種データ,裏付け資料,基礎理論については,課題に関連する書籍,技術資料を広く利用する. |
参考書 | |
オフィスアワー | 授業終了後,講義室及び機械創成棟3階 丸山教員室(2311室)にて対応する.電子メールによる受け付けは随時可. |
受講要件 | 特にない. |
予め履修が望ましい科目 | エネルギー変換工学,各種エネルギーシステム,熱力学,環境工学,伝熱工学に関心のある受講生を期待する. |
発展科目 | 各種エネルギーシステム,エネルギー需給の世界動向,資源・環境保全技術,各種環境法規制に関する研究に役立つ. |
その他 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 熱エネルギーシステム,熱サイクル,熱力学,環境保全,環境影響評価,エネルギー需給,ISO14000s,3R,エネルギーマネジメント |
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Key Word(s) | Thermal energy system, Heat cycle, Thermodynamics, Environmental conservation, Environmental impact assessment, Energy demand and supply, ISO14000s, 3R, Energy management |
学修内容 | 講義の初回に詳細な学習内容とスケジュールを提示する.第1~15回における概要は以下の通り. エネルギー変換,各種エネルギーシステム,新エネルギー,日本と世界のエネルギー需給,ISO,環境影響評価手法,リサイクル技術など,最新のエネルギー変換技術や環境保全技術,エネルギマネジメント,法規制を調査し,受講者各自で報告書の作成と発表を行う. 発表にはMS-PowerPointを用いる.調査課題の報告書作成と発表,議論を1課題とし,開講期間中に15課題程度を行う.各受講生が1課題(以上)を担当し,課題担当以外の聴講受講生は各回で意見交換を行うことを条件とする.受講生が15名以上の場合は,グループを構成する.ただし,受講生数,グループ数によって実施できる課題数が異なる場合がある. 具体的な課題をここでは提示しないが,主に開講時の新技術,社会的に重要な問題などを取り上げる.以下に課題の一例を示す. ・日本と世界のエネルギー需給の変遷 ・日本と世界における再生可能エネルギーの導入状況 ・日本と世界の発電システムの形態とその特徴,将来性 ・地上,洋上,航空宇宙用パワーサプライの発達と課題,将来展望 ・環境マネジメントシステムとライフサイクルアセスメント ・カーボンフットプリントとウオーターフットプリント ・廃棄物処理方法の変遷,リサイクル技術の変遷 また,授業期間中に外国人教員による熱エネルギー変換と環境影響(仮題:英語授業)を行う. |
事前・事後学修の内容 | 課題に対する十分な調査と報告資料作成を要する. |