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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 |
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授業科目名 | 上級プログラミング演習 I・II | |
じょうきゅうぷろぐらみんぐえんしゅう 1・2 | ||
Advanced Programming Exercise I & II | ||
単位数 | 各1 単位 | |
ナンバリングコード | EN-CMPS-2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | ||
開講学期 |
通年 I を前期に,II を後期に開講 |
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開講時間 |
前期は木曜日3,4時限,後期は月曜日7,8時限 |
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開講場所 | 情報棟 電算演習室 | |
担当教員 | 各教員 | |
授業の概要 | 基礎および中級で習得したCプログラミング技術を,実際の問題に応用する方法を修得することを目的とする.他の授業科目で習うアルゴリズムなどを題材にした問題に対して,問題の分析,処理手順の設計,Cプログラムによる実装を行う. |
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学修の目的 | 与えられた問題に対して,その問題の分析,処理手順の設計,Cプログラムによる実装ができるようになる. |
学修の到達目標 | 与えられた問題に対して,その問題の分析,処理手順の設計,Cプログラムによる実装ができるようになる. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 全テーマの報告書を出した者だけに単位を与える. 評価は,各テーマ担当教員が内容等を考慮して付けた点数の総計を10点満点に換算し,6以上を合格とする. 単位は,前期に「上級プログラミング演習 I 」として1単位,後期に「上級プログラミング演習 II 」として1単位,個別に認定する. |
授業の方法 | 演習 |
授業の特徴 |
問題提示型PBL(事例シナリオ活用含) 問題自己設定型PBL プロジェクト型PBL 実地体験型PBL |
授業改善の工夫 | 授業アンケート等で寄せられた受講者からの意見を反映し,演習内容や演習方法を改善する. |
教科書 | 教科書:指導書として演習ウェブページが用意される. |
参考書 | 参考書:演習ウェブページで指示する. |
オフィスアワー | 演習実施時に,各テーマ担当の教員が指示する. |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 「プログラミング基礎及び演習」及び「中級プログラミング及び演習」の 単位修得が強く望まれる.習得していないと履修できない訳ではないが,現実的には演習指導書に記載のアルゴリズムをプログラムとして記述できないので,非常に苦労し,結果的には(今までの経験則によると96%以上の確率で)合格しない.また,各テーマに関連する科目が演習の実施中に開講されるので,それらを履修することが望ましい. |
発展科目 | 情報工学実験 I, II 上級プログラミング演習 III 卒業研究 |
その他 |
Moodle 上の本演習のコース http://portal.mie-u.ac.jp/moodle2/course/view.php?id=836 に詳細情報を掲載する. |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 基礎技術,デバッグ,ソート,画像処理,データ管理,数式処理,配列,リスト構造,木構造,TeX,Make,tcsh,gnuplot,GDB,GCC |
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Key Word(s) | debug, sort, graphics processing, data management, formula manipulation, array, list, tree, TeX, Make, tcsh, gnuplot, GDB, GCC |
学修内容 | 前期と後期に3テーマずつ,次の順で演習を実施する. 1.基礎技術(5回) 上級プログラミング演習の実施に必要な基礎的な技術の習得を目的とする. 具体的には,以下の入門的な実習を行う. ・組版ソフトウェア TeX の使用法 ・プログラミングの効率化のための make コマンド ・コマンドインタプリタである tcsh の使用法およびスクリプトの作成法 2.デバッグ技術(5回) 誤りのないプログラムを作成する,あるいは誤りを効率よく見つけるために,以下の技術を習得する. ・コンパイル時のエラーメッセージの見方と対処法 ・誤りを生じにくいコーディング手法 ・デバッガの使い方 3.ソートとその応用(5回) ソート(ソーティング)に関するプログラミング課題に取り組むことにより, ・問題分析やプログラム設計の能力を養い, ・データ構造やアルゴリズムの重要性を認識し, ・プログラム作成の技術を高める. また,gnuplotを用いて実験結果をグラフ化する手法を習得する. 4.配列と画像処理(5回) 画像処理プログラムの作成を通して,以下の事柄を理解し習得する. ・計算機を用いた画像処理,解析手法の基礎 ・メモリの動的確保など,C言語における動的メモリ処理の方法 ・画像ファイルに代表されるバイナリ形式ファイルの入出力 ・拡張性や再利用性を考慮したプログラミング 5.リスト構造によるデータ管理(5回) リスト構造を使ったデータベースシステムを構築することにより, ・「リスト構造」というデータ構造の考え方と操作方法を理解し, ・システム構築の実装感覚を養う. 6.木構造と数式処理(5回) 木構造を利用した数式処理のプログラミング課題に取り組むことにより, ・問題分析やプログラム設計の能力を養い, ・データ構造やアルゴリズムの重要性を認識し, ・プログラム作成の技術を高める. 各テーマの最終週は,まとめの週とする.最終週には演習室で自習し,演習内容の復習,未完の課題や発展課題の実施,考察,報告書の準備などにあたる.(ただし,テーマ2は内容が多いため,通常の演習をする.) |
事前・事後学修の内容 | 事前に実験内容を予習して実験手順を把握し,当日に演習を円滑に進めるための準備をしておく. 詳細については,テーマごとの演習ウェブページ等を読む. |