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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
選択科目:森林資源教育コース推奨科目
授業科目名 無機化学
むきかがく
Inorganic Chemistry
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BO-AGCH-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 1, 2時限
開講場所 大講義室

担当教員 水野隆文(生物資源学部資源循環学科)

Mizuno Takafumi

学修の目的と方法

授業の概要 無機化合物について理解するため、原子と分子に関する基礎的事項を解説した後、生物圏における主たる無機化学反応(酸塩基反応、酸化還元反応、錯形成反応)について、生物体内における化学反応等を例示しつつ説明する。
学修の目的 原子と分子に関する基礎的事項、酸塩基、酸化還元、無機化合物および錯体についての基本的知識を得る
学修の到達目標 無機化合物および主たる無機化学反応について基礎的知見を理解し、生物圏における化学反応に関する理解を深める。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○ JABEE 関連項目
 幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験100%。期末試験の受験には授業の2/3以上の出席が必要。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫 適度な量の板書とプリント・パワーポイントによる図表等を用いて、わかりやすく説明すると同時に、ノート作成を通じて学生に適度な緊張をもたせる。また予習復習に必要なプリントも用意する予定である。
教科書 特に指定しないが、授業の多くの部分を
鵜沼英郎 尾形健明 著 理工系基礎レクチャー 無機化学(化学同人/ISBN978-4-7598-1070-7)
に基づき講義する。なお、購入しなくても授業が理解できるようプリント等を用意するが、本書を用いて予習・復習を行うことが望ましい。
参考書 鵜沼英郎 尾形健明 著 理工系基礎レクチャー 無機化学(化学同人/ISBN978-4-7598-1070-7)
オフィスアワー 授業終了後教室にて適宜
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 特になし
発展科目 植物栄養学、土壌学
土壌学における土壌pHや水田の還元による反応、植物栄養学の元素の変化などを理解する上で、無機化学の知識が必要であり、これらの授業を受講する学生は無機化学を受講していることが望ましい
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
理科

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 無機化合物、無機化学反応、原子、酸塩基反応、酸化還元反応、錯体の化学
Key Word(s) inorganic compounds, inorganic chemical response, atom, acid-base, redox, complex
学修内容 1)無機化学とは? 原子軌道
2)電子配置のルール、元素とイオンの電子配置、
3)基底状態と励起状態、電子の軌道と分析化学への応用①(原子吸光光度計)
4)電子の軌道と分析化学への応用②(ICP, X線解析、SPring-8などの放射光解析)
5)化学結合の種類、σ結合、π結合
6)等核二原子分子の結合、異核二原子分子の結合
7)酸素の反応性と分子軌道、活性酸素、混成軌道
8)3種類の酸・塩基の定義、HSAB理論
9)酸化還元①酸化・還元とは、酸化数
10)酸化還元②pHと酸化還元電位、標準酸化還元電位と自由エネルギー変化、ラティマーの電位図と不均化、土壌環境における酸化還元
11)錯体とは何か? 錯体の構成
12)キレート効果、錯体の名称の書き方、錯体の化学式の書き方、異性体①
13)異性体②、錯体の安定度、配位子置換反応
14)d軌道の分裂と錯体の物理的
15)生体の無機化学、有効数字と器具
16)試験

なお,進行状況に応じて授業の順番を変更する他,元素論などの授業を行う.
事前・事後学修の内容 事前に参考書の内容を良く読み、理解しておくこと。授業では指定参考書の第1〜5章、第14〜19章および補講ABにかけて講義を行う。なお、原子吸光光度計やICPによる金属濃度測定原理、混成軌道など、指定の参考書に無い内容については図書館などで各自予習すること。
なお、授業ごとに予習、復習用のプリントを配付する。

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