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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 教育学部・教職に関する科目 | |
科目名 | 高校の教科教育法 | |
こうこうのきょうかきょういくほう | ||
受講対象学生 |
教育学部, A 類 学部(学士課程) : 3年次 ~69 期生 |
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卒業要件の種別 | 選択 高校免許(地理・歴史)の取得に必要な科目です |
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授業科目名 | 地理・歴史科教育法 | |
ちり・れきしかきょういくほう | ||
Methodology of Geography and History Education | ||
単位数 | ④ 単位 | |
ナンバリングコード | ED-EDUC-3
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
スケジュール表による 歴史…前期月5・6コマ 地理…後期木1・2コマ 予定 |
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開講時間 |
月曜日 5, 6時限; 木曜日 1, 2時限 歴史領域は前期の月5・6コマ 地理領域は後期の木1・2コマ 地理と歴史で合わせて4単位となる。 どちらの領域も同一年度中に合格する必要がある。 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 地理:永田 成文(三重大学教育学部),歴史:深草 正博(皇學館大学教育学部) | |
NAGATA,Shigefumi;FUKAKUSA,Masahiro |
授業の概要 | 高等学校地理歴史科教育とはどのような目的で,どのような内容や方法があるのかをとらえる。地理教育では,地誌的学習・系統地理的学習・テーマ地理的学習の内容構成をとらえ,それぞれの授業実践を分析し,授業案を構想する。 歴史教育では,世界史がヨーロッパ中心史観であったことをどう脱却したらよいのか,中国・インド・イスラム世界をどう理解したらよいかをグローバルな視点に立って考え,日本史を世界史の中で捉え直し,環境が歴史にどのような影響を歴史に与えたのかを考察する。 |
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学修の目的 | 高等学校の地理歴史科教育ではどのような視点から授業を組み立てていけばよいのかをつかむ。 |
学修の到達目標 | ①高等学校地理歴史科教育の目標・内容・方法について理解する。 ②地理教育の地誌的学習・系統地理的学習・テーマ地理的学習の特質を理解する。 ③地理教育の授業分析をもとに,新たな授業を構想できる。 ④歴史教育の様々な観点をとらえ,文化と環境を取り上げる意義を理解する。 ⑤歴史学研究で得られた知見を新たな授業に生かそうとすることができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 「参加態度(出席)」= 25%,「提出物」= 25%,「レポート」= 25%,「テスト」= 25% 地理と歴史を合算して総合的に評価する。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 |
授業改善の工夫 | 毎年,一部の内容を変更していく。アンケートをとり,講義の内容について学生の意見から取り入れることが可能な部分を改善する。 |
教科書 | 高等学校学習指導要領解説地理歴史編(購入) 深草正博『グローバル世界史と環境世界史』青山社(購入) |
参考書 | 社会認識教育学会編『地理歴史科教育』学術図書出版(参考) 『データブックオブザワールド』二宮書店(参考) |
オフィスアワー | 毎週木曜日13:00~14:00,教養教育1号館3F社会科教育第2研究室 |
受講要件 | 受講は3年生以上に限定する。地理歴史科の専門科目を10単位以上取得しておくこと。地理領域(永田担当)と歴史領域(深草担当)を総合して評価する。同年度で地理教育の後期と,歴史教育の前期をとらなければ単位は取得できない。 |
予め履修が望ましい科目 | 社会教材研究,社会科教育法Ⅰa orⅠb ・社会科教育法Ⅱa or Ⅱb |
発展科目 | 高等学校地理歴史科専門科目 |
その他 | 永田担当分(地理)と深草担当分(歴史)を合わせて通年4単位となる。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 地理歴史科,高等学校地理教育,高等学校歴史教育,現代世界の諸課題,文化と環境 |
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Key Word(s) | Department of geography and history, High school geography education, High school history education, The issues of the present world, Culture and environment |
学修内容 | (地理領域)後期 第 1回 高等学校地理歴史科の創設の背景 第 2回 高等学校地理歴史科の評価方法 第 3回 高等学校地理歴史科地理教育の目標と内容構成 第 4回 高等学校地理教育の歴史 第 5回 地誌的学習の内容構成 第 6回 系統地理的学習の内容構成 第 7回 テーマ地理的学習の内容構成 第 8回 地誌的学習の実践事例分析 第 9回 系統地理的学習の実践事例分析 第10回 テーマ地理的学習の実践事例分析 第11回 地理教育の単元構想 第12回 地理教育の本時指導案構想 第13回 地理教育の本時指導案作成 第14回 地理教育の模擬授業実施 第15回 地理教育の授業の評価と改善 (歴史領域)前期 第16回 高等学校地理歴史科歴史教育の目標と内容構成 第17回 これまでの世界史学習における問題点の考察 第18回 ヨーロッパ中心史観とは-ヘーゲルとマルクス- 第19回 ヨーロッパ中心史観からの脱却としての「グローバルな見方」と文明の生態史観 第20回 ヨーロッパ中心史観からの脱却としての「対抗的な見方」 第21回 戦後歴史学と東独・ソ連崩壊後の新しい歴史学の動向 第22回 イスラム世界の捉え方-イスラムネットワーク- 第23回 イスラム世界の捉え方-宗教と文化- 第24回 インド世界の捉え方 第25回 中国世界の捉え方 第26回 世界史の中で日本史を考える-古代から中世- 第27回 世界史の中で日本史を考える-近世から現代- 第28回 環境と歴史-世界史と気候- 第29回 環境と歴史-日本史と気候- 第30回 森林破壊と世界史 |
事前・事後学修の内容 | 基本的に講義中にやれなかったプリントの残りなどを次の時間までに行う。講義に関わるレポートを提出する。 |