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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 教育学部・教科に関する専門科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
68-70 期生
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 国文学講義・古典Ⅰ
こくぶんがくこうぎ・こてんいち
Lecture of Japanese Classical literatureⅠ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
ED-JLIT-2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 辻本 裕成(非常勤講師)

Tujimoto Hiroshige

学修の目的と方法

授業の概要 中世日記文学・物語の研究
鎌倉時代の女性達の書いた日記文学・平安末から鎌倉時代の物語文学について講義する。「家」をになう存在として当時の女性に課されたものや、ジェンダーについての意識などについて考えるために、これらは大変興味深い作品群である。
学修の目的 諸段階の学校で授業を行うのに必要な文学史の知識を得るために、鎌倉時代の貴族文学について理解する。
「家」制度やジェンダーについて考えるために、鎌倉時代の諸作品について深く読解する。
学修の到達目標 古典文学を通じて、「家」制度やジェンダーについて考えを述べることができる。
後深草院二条、阿仏尼、王朝末期物語について、その面白さを述べることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 試験(70%)、授業参加度(30%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリントを配布する。
参考書
オフィスアワー 授業後の昼休み
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 国文学講義・古典、国文学演習・古典
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 阿仏尼 、『とはずがたり』、王朝末期物語、家、ジェンダー
Key Word(s) Abutsuni,Tohazugatari,medieval courtly fiction,family system,gender
学修内容 第1回 プロローグ
第2回 冷泉家と阿仏尼
第3回 阿仏尼の文学
第4回 『とはずがたり』概説1…後深草院の愛人であった女性、後深草院二条の自伝
第5回 『とはずがたり』概説2
第6回 寵人としての二条
第7回 二条の後半生と『とはずがたり』
第8回 ここまでのまとめ
第9回  ジェンダーと古典文学 『とりかへばや』
第10回 『有明の別れ』…男装の姫君の生涯
第11回 『我が身にたどる姫君』…女帝の登場
第12回 『石清水物語』…男色を描く作品
第13回 『風に紅葉』…少年愛と家の乗っ取り
第14回 後半のまとめ
第15回 全体のまとめ、振り返り
第16回 試験
事前・事後学修の内容 『とはずがたり』、阿仏尼の諸作品、『有明の別れ』、『石清水物語』、『とりかへばや物語』、『我が身にたどる姫君』のいずれかを授業後に読む。

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