シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2019 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
生物圏生命化学科・全教育コース 学部(学士課程) : 3年次 |
|
選択・必修 | 選択 海洋生命分子化学教育コース指定科目 |
|
授業科目名 | 食品代謝化学 | |
しょくひんたいしゃかがく | ||
Food Chemistry on Metabolism | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BO-CHEM-2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
|
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期集中 |
|
開講時間 |
生物資源学部で配布する「授業時間割」にて確認すること。 |
|
開講場所 | 開講場所は掲示等にて確認すること。 | |
担当教員 | 宇野 和明(愛知江南短期大学 教授) | |
UNO, Kazuaki |
授業の概要 | 食品と人間の体の相互作用について理解するためには,食品成分の体内動態,すなわち食品成分の消化と吸収,代謝と代謝物に対する理解が必須である。本講義では,まず代謝過程の基本要素である酵素および一連の酵素反応により形成される代謝経路に関して理解を図る。次いで各種食品成分の吸収,代謝機構ならびに機能性成分の代謝,作用機序に関する知識を習得する。 |
---|---|
学修の目的 | 食品中に含まれる各種成分の生体内における消化,吸収,代謝および作用機序を理解し,機能性食品などの製品開発およびその評価を行うために基盤となる代謝学の知識および考え方を習得することを目的とする。 |
学修の到達目標 | 生命の維持に必須である「代謝」の基礎知識を習得するとともに,主要な食品成分の吸収,代謝機構ならびに機能性成分の作用機序を理解する。食品成分の機能評価においては,常に生体内における代謝と代謝型を考慮する必要が有ることを理解する。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 単元ごとの確認テスト80%, レポート20% (合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 キャリア教育の要素を加えた授業 |
授業改善の工夫 | 板書およびプロジェクタ,配布資料などによる説明を併用し,理解を促す。講義内容に関する最近のトピックスを紹介し,興味を喚起する。 |
教科書 | ・栄養代謝学(理工図書,ISBN 978-4-8446-0849-3) |
参考書 | ・ヴォート基礎生化学(東京化学同人,ISBN 978-4807909254) ・水圏生化学の基礎(恒星社厚生閣,ISBN 978-4769910701) ・生化学ガイドブック(南江堂,ISBN 978-4524243631) ・代謝ナビゲーション(メディカル・サイエンス・インターナショナル,ISBN 978-4895929004) |
オフィスアワー | 講義後,開講教室。質問などはメールでも対応。 連絡窓口:岡﨑 文美(生物資源学部,719室) |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | 細胞生物学,分子生物学,生化学I,生化学II,水産食品衛生学,生理学,食品化学 |
発展科目 | 水産食品化学,脂質化学,海洋天然物化学,海洋生命分子化学実習,マリンフードプロセス実習,生物機能化学 |
その他 |
MoodleのコースURL |
---|
キーワード | 食品,代謝,酵素,糖質,脂質,アミノ酸,ヌクレオチド,ファイトケミカル,機能性,ゼノバイオティクス |
---|---|
Key Word(s) | food, metabolism, enzyme, carbohydrate, lipid, amino acid, nucleotide, phytochemical, functionality, xenobiotics |
学修内容 | 1. 化学反応とエネルギー代謝の基礎 2. 生体触媒としての酵素の役割 3. 消化と吸収のしくみ 4. エネルギー通貨としてのATP産生 5. 細胞小器官(オルガネラ)の働き 6. 食品成分における栄養素、非栄養素及びファイトケミカルについて 7. 糖質の代謝と働き-1 8. 糖質の代謝と働き-2 9. 脂質の代謝と働き-1 10. 脂質の代謝と働き-2 11. タンパク質とアミノ酸の代謝と働き 12. 核酸の代謝と働き 13. 代謝におけるビタミン、ミネラル及びホルモンの役割 14. ファイトケミカルの吸収,代謝および作用機序 15. 栄養素及、非栄養素代謝のまとめ及びゼノバイオティクスについて |
事前・事後学修の内容 | 予習: 教科書、配布資料等を用いた予習。 復習: 講義後の確認テスト,講義ノートに基づいた講義内容の復習。 |