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科目の基本情報

開講年度 2019 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2011年度以前入学生用(文化)
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アジア・オセアニアの思想演習G
あじあ・おせあにあのしそうえんしゅうじー
Seminar in Asian and Oceanian Philosophy
単位数 2 単位
ナンバリングコード
HU-ASOC2

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※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。

開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
開講場所

担当教員 西 信康

NISHI,Nobuyasu

学修の目的と方法

授業の概要 五経の一つである『周易(しゅうえき)』と、中国最古の字書である『説文解字(せつもんかいじ)』の原典資料を講読する。受講者は、決められた担当箇所について、訓読と口語訳を作成し、授業中に発表することが求められる。
学修の目的 1,漢文に親しみ、辞書の使い方と効用を知る。
2,占いの書である『周易』(『易経』)に込められた中国人の人生観や世界観を理解する。
3,『説文解字』を読むことで、我々日本人も使用する漢字について、その成り立ちと構造とを理解する。
4,漢字から窺われる古代中国人の世界観を理解する。
学修の到達目標 1,漢文訓読の基本的な技能が習得される。返り点があれば、ふりがなや送り仮名が無くても読めるようになる。
2,中国古典を読むために必要かつ有用な工具書を知り、その使用法が習得される。
3,受講者は、事前準備の過程において、原典資料を読むために別の原典資料に当たる必要も生じるため、これにより情報の品質に対する目が養われる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 演習の発表(50%)、レポート(50%)
授業の方法

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業改善の工夫
教科書 プリントを配布する。『二程集』(中華書局)、『周易本義』(中華書局)、『説文解字注』(鳳凰出版社)
参考書 ・金谷治『易のはなし』(講談社現代新書・同学術文庫)
・本田済『易』(朝日出版社)
・白川静『漢字』(中公新書)
・阿辻哲次『漢字学』(東海大学出版会)
オフィスアワー 授業後
受講要件
予め履修が望ましい科目 中国語
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 中国思想 / 易経 / 漢字学 /
Key Word(s) Chinese philosophy /The Book of Changes / Study of Chinese characters
学修内容 五経の一つである『周易(しゅうえき)』と、中国最古の字書である『説文解字(せつもんかいじ)』の原典資料を講読する。本演習は、漢文の初心者にも広く門戸を開くものとしたいので、受講者の関心や意欲、目的等に合わせ、テキストの難易度は柔軟に調節する。

第1回   ガイダンス ─演習の形式と学習目標─
第2回   易とは何か? ─易の原理と実践─
第3回   『程子易伝』① ─屯卦(ちゅんか)─
第4回   『程子易伝』② ─蒙卦─
第5回   『程子易伝』③ ─需卦─
第6回   『程子易伝』④ ─訟卦─
第7回   『周易本義』① ─屯卦─
第8回   『周易本義』② ─蒙卦─
第9回   『周易本義』③ ─需卦─
第10回  『周易本義』④ ─訟卦─
第11回  『説文解字』① ─敍─
第12回  『説文解字』② 同上
第13回  『説文解字』③ 同上
第14回  『説文解字』④ ─「一部」─
第15回  『説文解字』⑤ ─「一部」─
事前・事後学修の内容 古本でよいので、必ず漢和辞典を購入すること。『漢辞海』(三省堂、第二版以降がよい)、『新字源』(角川書店、版数不問)を推奨する。

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