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開講年度 | 2019 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツの文学 B | |
どいつのぶんがくB | ||
German Literature B | ||
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
2011年度以前入学生用(文化) 学部(学士課程) : 5年次, 6年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ドイツの文学B | |
どいつのぶんがく B | ||
German Literature B | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | HU-EURO2
※最初の2文字は開講主体、続く4文字は分野、最後の数字は開講レベルを表します。 |
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 5, 6時限 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 稲葉瑛志(人文学部) | |
INABA, Eiji |
授業の概要 | 「形態」(Gestalt)概念のドイツ文学・思想における受容と展開をテーマとする。「形態」とは一般的に事物の「かたち」(Form)を意味するが、ドイツ文学・思想においては、「原型」を内部にやどす「全体性」の概念として理解される。本授業では、「形態」概念がうみだされたゲーテの形態学から考察をはじめ、近代ドイツ文学・思想の様々なテクストを参照しながら、ナチス・ドイツにおいて人種論的解釈にいたるまでの概念史をあつかう。ドイツ文学・思想だけでなく植物学、芸術史、メディア論などの領域でも使用されたこの概念の内実にせまり、各テクストでこの概念が用いられた時代背景についても考察する。 |
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学修の目的 | 「形態」(Gestalt)概念の内実を理解すること。様々なテクストでその概念がどのように表現されているのかを把握し、その時代背景を学び、精神史的考察ができるようになることを目的とする。 |
学修の到達目標 | 文学作品や思想書をヨーロッパ文化の重要な概念をもちいて分析することができること。また、その作品を社会的・政治的コンテクストで読み、自らの言葉で意味づけることができること。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点50%、学期末レポート50% |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業改善の工夫 | |
教科書 | プリントを配布する。 |
参考書 | 授業中、適宜紹介する。 |
オフィスアワー | 火曜日12:00〜13:00 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 | ドイツ語の資料はすべて翻訳されたものを配布するので、ドイツ語を学んでいない学生も受講可能です。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | ドイツ文学、ドイツ思想、形態、ゲシュタルト |
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Key Word(s) | |
学修内容 | 「形態」(Gestalt)概念がドイツの文学や思想にどのように受容され展開されたのかについて、文学や思想だけでなく、植物学、美学、メディア論などのテクストも読むことを通じて、ゲーテの時代からナチス・ドイツまで通時的に考察する。授業は講義形式で行う。中間レポートと学期末レポートを本テーマで論じてもらう。 授業は以下のとおり進める。 1. オリエンテーション 2〜4. ゲーテの形態学 5〜6. シラーの美的教育論と「形態」概念 7. ゲオルク・ジンメルの文化論と「形態」概念 8. ゲシュタルト心理学と「形態」概念をもちいた芸術作品 9〜11. ゲオルゲ・クライスの「形態」崇拝とベンヤミンの「形態」批判 12〜14. シュペングラーの歴史形態学とユンガーの美的・政治的「形態」論 15. ナチス・ドイツにおける人種論的「形態」概念 |
事前・事後学修の内容 | 文学史や思想史だけでなく、隣接する分野である美学史やメディア論などにも関心をもち、授業で紹介された本を自ら読み理解を深めることが望ましい。 予習としては、ヨーロッパ史と文学・哲学史についての簡単な流れをおさえておくこと。 |